ほぼ日ハラマキ PRESENTS しょうがの お勉強。
高知・しょうがシロップの旅 編
その14 高知に行ってきたんです!

ほぼにちわ〜!
たいへんごぶさたしておりました。

とっても暑い、ことしの夏でしたけれど、
最近はまたずいぶん急に冷え込んできましたね〜。
どんどん、しょうがのことが恋しくなってきました。

そんな季節に、
「しょうがのお勉強。」、再開です!

それは‥‥ことしの2月の終わりのことでした。
実はわれわれ、はるばる「高知県」を訪ねていたのです。
しょうが生産高が日本一の「高知県」を。

今回の旅のメンバーはこの3名 。
あややコイケ山下

取材のテーマは、
「しょうがシロップ」です。

おいしい「しょうがシロップ」の生産者に会うために、
われわれは高知県まで出かけていたのです。

お久しぶりの「しょうがのお勉強。」は、
この取材の「報告会」をお届けするかたちで再開します。
「ほぼ日」のしょうが王・イトイが、
プロジェクターで映し出された写真を見つめるなか、
さあ、「報告会」のはじまりはじまり〜!


山下 というわけでイトイさん、
われわれ3人、
二泊三日で高知に行ってまいりました。
イトイ しょうがシロップを求めて。
コイケ はい、今回のテーマは
「しょうがシロップ」です。
あやや イトイさんがネットでみつけて取り寄せて、
「これはおいしい」と思った、
3つのシロップの生産者にお会いしてきました。
イトイ あのきれいなひとたちはだれ?

山下 えーと(笑)、
これは空港に到着したところです。
イトイ なんだ、うちのコたちじゃないか。
コイケ ありがとうございます(笑)。
あやや 高知龍馬空港に到着しました。

イトイ まぁた、きれいなひとが龍馬といっしょに。
山下 はい(笑)。

さっそくレンタカーを借りまして、
最初のシロップを目指します。
イトイ ファーストシロップ。
あやや 運転はコイケさんです。

イトイ ああ、やっぱり大胆ですねえ。
一児の母なのに、こんなに大胆。
山下 大胆な安全運転でしばらく移動しまして、
ちょっとだけ道に迷いながら、
見えてきましたのが、このエントツ。

イトイ お(身を乗り出す)。
コイケ 「吉平商店」さんの作業場です。

イトイ いいねぇ〜。
あやや このあたりには、もう‥‥ね。
コイケ しょうがのいい香りが、
この一帯に、ふわああああんと。
あやや きたーって感じだったよねー。
コイケ ねえー。
山下 ここでつくられているのが、
「吉平のあわせしょうが」という、
しょうがシロップです。

イトイ あ、これ。
濃いんだよ、これは。
あやや 「吉平釜」という看板が。

山下 出迎えてくださったこちらが、
吉本茂さんです。

イトイ そうかー、このかたがつくってるんだ。
あやや 奥様の吉本満智さんと、
それから2名のかたで、
基本的に4人で営まれているそうです。
山下 さっそく、作業場にお邪魔しました。

イトイ ほおー、こういうところで。
山下 一歩中に入って、
いきなり目を引いたのが、こちらでした。

イトイ おおー(身を乗り出す)。
コイケ 釜です。
あやや 大釜。
イトイ すごいね。
これは煮込んでいるところ?


コイケ はい、ちょうど煮ている工程のときに
お邪魔いたしました。
イトイ はあー。
あやや この前日に、しょうがを洗ってスライスして、
ということをされていたそうです。
イトイ それはさ、たいへんなことなんだよ。
不定型なしょうがをさ、
ひとつひとつ洗うのは
地道に真面目にやるしかないんだから。
すみっこに土がついたりしててね。
コイケ すべて手作業で洗っているそうです。
痛んでいるものをはじきながら。
イトイ たいへんなことですよ、この量を。
‥‥あれ? でも‥‥。
山下 なんでしょう。
イトイ これ、スライスした
しょうがの姿が見えませんね、
沈んでるんですか。

コイケ あ、それがイトイさん。
あやや ここにスライスは入ってないんですよ。
イトイ スライスじゃない。
山下 はい。
イトイさんのシロップのつくりかたとは
ぜんぜんちがう方法でした。
イトイ へえー、それはどういう?
コイケ はい。
まずはしょうがをていねいに洗って、
5ミリくらいにスライスします。
イトイ うん。
あやや 「吉平のあわせしょうが」は、
それをミキサーでどろどろ状態にするんです。

イトイ ほおー、なるほど。
山下 どろどろになったしょうがを、
さらしに巻いて、汁をしぼります。
それでもすべてはしぼりきれないので、
さらに遠心分離器で、
徹底的にしぼりだします。
イトイ そうか、しぼり汁にするんだ。
コイケ それを一晩、冷蔵庫で寝かせます。
寝かせることででんぷん質が分離して、
汁から雑味を飛ばせるのだそうです。
イトイ わかるよ、沈むんだよ、でんぷん質が。
山下 そうして一晩寝かせた汁に
上白糖をあわせて
大釜で炊きあげているのが、この写真です。

イトイ ‥‥水は?
山下 そう、そこなんですよ。
あやや 大きなポイントですよね。
山下 吉平さんの、このシロップには、
水が加えられていないんです。
イトイ え、じゃあ、
しょうがの汁だけで煮てるの。
コイケ そうなんです。
イトイ へえー、そうなんだ。
いや、それはすごいね。
(つづきまーす)

2010-11-09-TUE

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360ml入りで、1本1050円(税込)

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