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みなさーん、ほぼにちわ! さて、しょうがのことは大好きだけど
著者は石原結實先生という方です。 「しょうがは身体にいい」 この本の中で著者の石原先生は、 「この先生にぜひいちどお会いしてみたい!」 |
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| ほぼ日 | 『生姜力』、読ませていただきました。 |
| 石原先生 | そうですか、ありがとうございます。 |
| ほぼ日 | そもそも石原先生が最初に 「しょうがはすごい」と気づいた、 きっかけはなんだったのでしょう。 |
| 石原先生 | クリニックを開業してから、 独学で漢方医学の勉強をするようになって 漢方薬を使うようになったんですが、 その成分を見てると ほとんど、しょうがが入ってるわけですよ。 |
| ほぼ日 | それが30年ほど前。 |
| 石原先生 | ぼくらは漢方薬を 200種類くらい使ってるんですが、 そのうちの150種類くらいは しょうがが入っているんです。 |
| ほぼ日 | そんなに。 |
| 石原先生 | 「これは」と思ってね。 しょうがをいろいろ調べてみたんです。 まず、英語の辞書で「ginger」って引いたら、 「意気」「元気」「気力」 って出てきた。 |
| ほぼ日 | へえ〜、ジンジャーにはそういう意味が。 |
| 石原先生 | 意気、軒高(けんこう)、元気、気骨。 ピリッとしたところですね。 だから「There is no ginger in him」 っていうのは、 「彼には気骨がない」 みたいな意味になる。 |
| ほぼ日 | 知りませんでした、 「ginger」はそういう単語だったんですね。 |
| 石原先生 | この「ginger」が動詞になると、 「鼓舞する」とか「刺激する」とか 「元気づける」ってなるんです。 |
| ほぼ日 | へえー、動詞としても使われているんですか。 |
| 石原先生 | イギリス人というのは、 しょうがの効能を古くから知っていたわけです。 14世紀にペストが大流行して ロンドン市民がたくさん亡くなったとき、 しょうがを食べていた人は ずいぶん命が助かったらしいんですね。 それを知った16世紀の国王・ヘンリー八世が、 「イギリス人はしょうがをもっと食べなさい」 と促して食べられるようになったのが、 ジンジャーブレッドだと言われています。 |
| ほぼ日 | ジンジャーブレッド。 いまでもありますよね。 |
| 石原先生 | あります。 人形の形をしたね、ジンジャーブレッド。 |
| ほぼ日 | へええ〜、なるほどぉ。 そういう歴史とかしょうがの効能を、 石原先生は、お医者さんになってから 気がつかれたわけですね。 |
| 石原先生 | そうです。 |
| ほぼ日 | それから、しょうがをすすめるようになったと。 |
| 石原先生 | そういうことですね。 |
| ほぼ日 | やはりしょうがには、 かなりあたためる効果があるのでしょうか。 |
| 石原先生 | そうですね。 「ginger」をローマ字読みすると、 「ジンゲ」って読めるでしょう? |
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| ほぼ日 | はい、ジンゲ。 |
| 石原先生 | ジンゲロール、ジンゲロン。 これに熱を加えると ショウガオールになるんですけど。 これが辛味成分なんですね。 まず血管拡張して血圧を下げる。 それから、血栓を溶かす。 脳の血流をよくする。 便通をよくする。 消化力をよくする。 抗酸作用、解熱作用、 食中毒にも効果があるとか、 いろいろあるんですよ。 その中でいちばん強い作用が、 やっぱり血管を拡張して血流をよくして 体温を上げることなんです。 |
| ほぼ日 | 体温を上げる。 |
| 石原先生 | 直接副腎に刺激をして、 副腎髄質からホルモン出させます。 これが代謝をよくするんですね。 しょうがには強心作用もありますから、 そういうことが一緒くたになって、 うんと体をあたためるわけです。 |
| ほぼ日 | なるほど。 |
| 石原先生 | 西洋医学のお医者さんに、 「私、冷え性なんです」って言っても 「そうですか」って言われるくらいでしょうけど、 漢方ではそこを重要に考えていて、 2000年も前に書かれた本に 『傷寒論』っていうのがあるんです。 |
| ほぼ日 | ショウカンロン? |
| 石原先生 | 「寒さに傷められて起こった病気を論ずる」 という意味があるのが、『傷寒論』。 これが漢方の基本なんです。 漢方医学というのは、 「冷え」をどうするかの学問と言っても いいかもしれません。 |
| ほぼ日 | 「冷え」が中心にある。 |
| 石原先生 | たとえば風邪っていうのはその時代、 「万病のもと」だったわけです。 そのために最初に出てきたのが、 「桂枝湯(けいしとう)」という風邪薬なんです。 これは、しょうがに、ニッキ、芍薬でできた薬。 これに葛根(クズの根)と 麻黄(マオウ)が入ったのが、 「葛根湯」というわけです。 |
| ほぼ日 | 葛根湯。 いまもみんながよくお世話になってる。 |
| 石原先生 | そう。 葛根湯っていうのは、 飲むと30分くらいすると汗が出てきます。 |
| ほぼ日 | はい、出てきますね。 |
| 石原先生 | 汗が出てくるころっていうのは、 体温がだいたい1度上がったときなんです。 1度上がると免疫力が5倍くらいになる。 ずっと5倍じゃないですよ。 刹那的に免疫力が上がるんです。 でも刹那的でも、1日1回、 汗をかくようなことをするのは やっぱり大切なんです。 |
| ほぼ日 | しょうがで汗をかくのも‥‥ |
| 石原先生 | もちろんいいことです。 |
| ほぼ日 | あたためるという意味では、 トウガラシなんかも「カッ」としますが、 どういう違いがあるんでしょうか。 |
| 石原先生 | いや、同じだと思いますよ。 血管拡張するんだから。 |
| ほぼ日 | そうですか‥‥。 でもトウガラシはなんかこう、 ちょっと痛い感じがしますよね? ヒリヒリ辛いような。 |
| 石原先生 | そうですね。 |
| ほぼ日 | しょうがのほうがやさしいというか、 じんわりくるような。 |
| 石原先生 | うーん、あたためる効果は同じなんですが、 さっき言ったように、 しょうがはたくさんの漢方に使われていますから。 でも、トウガラシは使われていない。 ですから薬効という意味では、 トウガラシよりもしょうがのほうが いいものなのでしょうね。 |
| ほぼ日 | なるほど、 あたためる効果を中心にしながら、 しょうがには他にも健康にいい効能が たくさんある、と。 |
| 石原先生 | そういうことです。 |
| ほぼ日 | しょうがの様々な薬効については、 石原先生の本、 『生姜力』で勉強させていただきました。 すごいですよね、 酔い止めにも効くとかで。 |
| 石原先生 | そうです、酔い止めにも効くんです。 だからイギリスなんかでは、 抗がん剤を摂取したときの吐き止めとして しょうがを利用してるんですよ。 |
| ほぼ日 | はぁ、そんな使われ方も‥‥。 とにかくもう、石原先生の本には そういった効能の紹介から、 実際にしょうがで元気になった人の体験談とか、 しょうがを使ったレシピも載っていますので、 ぜひこれは、たくさんの方に 読んでもらいたいです。 |
| 石原先生 | そうですね、 読んで、生活に取り入れてもらいたいです。 |
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(つづきます!) |
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