ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

387.誕生日のあとで。

ちょっと今日は掲載の順番を変えて、
誕生日の翌日に送られてきたメールを、
掲載させていただきます。

この連載は、現実の時間の流れと、
数日のタイムラグがあるので、
こういう時には、掲載順を入れ替えます。
明日からのものと、つながりに変なところが出た場合は、
そういうことだから、とご了解くださいね。

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ライブコンサート会場のすみっこで
ニコニコと見物してた老人が
いきなりステージの中央に引っ張り出され
花束や祝福の洗礼をうける。
な、なんなんだこれは!
どうしておれがここに、何故?
いったいぜんたい何が起こったというのだ。

そんな気分なんだよ。
ただの癌老人が何故こんな祝福をうけるのか、
これぞ奇跡というべきじゃないか。
余命2ヶ月といわれてなお生き続けている人々は多い。
それなのにどうしてガンジーだけが
こんなに多くの人々からモテモテなんだろう。

一言でいえばdarlingのおかげということだね。
彼の長年にわたる活躍の積み重ね、
その根強いファンの方々が
darlingのおすすめメニューならばと
注文をいれてくれたわけだ。
ではなぜ彼はガンジーを
おすすめメニューに書き込んでくれたんだろう?
どこにどんな取り柄があるのかどうしてもわからねぇ。

ま、そんなせんさくなんかどうでもいい。
とにかく世界一しあわせな67歳がここにいる。
2年数ヶ月まえ、
えっ!おれが癌?とびっくりしてから
こんな展開になるなんて、こりやぁやっぱり奇跡だぜ。
ガンジーも終点まじかになって
大変な軌跡をのこすことになったもんだ。
まるでハリウッドのスター手形みたいだ。
若いみなさん、このことをよーく憶えていてくんなまし。
人生どたんばになってからでも
何がおこるかわかったもんじゃない。
何事もけっしてあきらめちゃいけねぇよ。

ぎょうさん頂いたぜ花とメール、
何といってお礼をいったらいいんだ。
I have no word だよ、
みなさんありがとう、ほんとにありがとう。
花を贈ってくれた人、メールを届けてくれた人、
そのおひとりおひとりの幸運を
こころからホントにこころからお祈りします。

ほんとに、ほんとになんてくどく書くと
それじゃガンジーはいつもは心底感謝なんか
してないんじゃない?
と思うでしょ、当たぁーりー!
ほぼ日読者のみなさんに会うまでは
かなりいいかげんな生活をおくってきたのでありまーす。
そこでもいちど繰り返します。
そんな生き方を、つまり
名もなく汚く愚かに生きてきたガンジーに
何故これほどまでの祝福をうける権利があるのかと、
もうわしゃはずかしいわい。

このさきガンジーは何をしてみなさんに
お返しをしたらいいんだろう。
そうだ!ほぼ日読者のみなさんに
ガンジーお守りを差し上げることにしょう。
縁起でもないといわず癌除けに役立ててもらえませんか。
バーチャルガンジーですからメールでおとどけしましょう。
なんかいい方法がないかなぁ。

このメールの山、花の数々、
ていねいにていねいに観賞し、読ませてもらいます。
心やさしい読者のみなさんのおかげで
ガンジーは67歳をむかえることができました。
ほぼ日スタッフのみなさんにもついでにお礼、
おっとそんな失礼なこといいません、
あなたがたのご協力があったればこそ
きょうのガンジーがここにおります。

ありがとうございました。
 
ガンジー

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と、いう殊勝なご挨拶でありました。
同時に、ぼく個人宛へのもう1通のメールがあって、
その一部を紹介させていただきます。


ところで...
きょうの「若い人へ」という文、うれしかったですねぇ。
あれは説得力がありました。
へらへら生きている若者たちにはショックでしょうが
あれこそまことの人生ですね。
裏も大事だと彼女は教えてくれました。
お礼が言いたいですね。

唐突に、この『ガンジーさん』のページに
登場させていただいたBE さん、
ありがとうございました。

(つづく)

2001-09-20-THU

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