ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

381.パーティの夜。

「ほぼ日」を含む、3つの会社の合同パーティに、
ガンジーさんをお招きした。
気分転換になったり、珍しい出会いがあったりすれば、
きっと楽しんでもらえるんじゃないかと思って。

だけど、ひょっとしたら、
かえって疲れさせちゃったかなぁと、
いま、この『the親戚新聞』を読んで、
ちょっと反省しています。

___________________________


「3艘の船の出航」

東京プリンスホテルも古くなった。
東京オリムピックの前年ぐらいの完成だから
もう37、8歳になるだろう。
でも前面に増上寺とその御成門、
そして背後には333メートルの東京タワーという立地は
東京を代表する名門ホテルといえよう。
銀座の方にあるホテルとは敷地の広さがちがう。
横にひろがる贅沢な環境だ。

東京タワーの完成は昭和33年だったから
それよりは新しい。
いま6階の部屋でこれを書いている。
昨日午後3時にチェックインして
6時から始まる糸井さんのパーティーまでひと休みした。
1時間で来られる所に住んではいるが
一昨日点滴を受けた後なのでいちばんキツイ日なんでね。

だから一泊することにした、ツインルームで¥25000。
朋姫が6時にやってきて二人で2階の会場に入った。
スポーテイで地味なうちわのパーティーなので
服装は自由とのことだったが
入り口には花輪が立ち並び
会場にはすでに九重親方や千代大海
それに清原選手なんかの顔がみえる。

ガンジーの一番の目的は
朋姫をdarlingにお目見えさせること。
さいわい彼のほうで
まごまごしてるわれわれをみつけてかけよってきてくれた。
全席自由とのことでテーブルについたが
3社合同のお披露目パーティーなので大変だ。
挨拶にたった徳光アナも的がしぼれず
とまどっていた感じがしたよ。
うれしかったのは奥野さん
(シンクロナイズド・スイミング)に会えたこと。

一つの目標を達成し
さらに次ぎの目標にむかって情熱をもやしてる姿が
輝いてる。
金メダルをとった演技の手に握手をさせてもらったぜ。
つめたい手だった。
水中にいることの多い人だから当たり前だね。
でも河童のようにみずかきはついてなかったよ。
飲むだけ飲んで食う物は食わず
終了をまえに部屋にもどってしまった。
朋姫をおなじテーブルにいた二人連れの女性に
行く末をたのんでね。

部屋の窓からはタワーが根元から第二展望台まで見え
ライトアップされた美しい姿をみせている。
ベッドに引っくり返ってながめる。
こんな近くでこんなにながい時間見たのは初めてだ。
24時にイルミネーションは消えたが
その瞬間はうとうととしてしまい残念だったなぁ。
都心のホテルに泊まったのなんか初めてで
ムダな出費のようだが
安全のためとおもい宿泊をきめてよかった。

今朝もタワーが朝もやのなかにそびえている姿を見ながら
目がさめる。
着替えるのが面倒なので
ルームサービスでとりよせた朝食を
ついさっきたべおわったところだ。
早朝の散歩、ともゆうべは考えていたが
だるくってだるくって死にそうなんでやめたよ。
朋姫がバスタブのなかで死んだりしないでね、と
やさしいことをいう。
ガンジーは湯のみをかぶせておこうか、といったら、
浮いちゃうでしょ、と応酬された。

おもたいパソコンをぶら下げて帰るのがおっくうだ。
リムジンが迎えに来ないかなぁ。

ガンジー

___________________________

体調の悪い人に、よりによって、
メインのプログラムは『ワークアウト』のお知らせで、
取りようによっては嫌みになっちゃったかもしれない。
恐縮でした。

それはそうと、なんだけれど、
奥野さん、すごいなぁ。
ガンジーさんも、だけれど、
スーパーマリオの父・宮本茂さんも、
奥野さんに会えたことをすっごくよろこんでいた。
京都の水泳の会の「おなかま」でもあるらしいんだけどね。

それはそうとガンジーさん、
ちょっとゆっくりお休みください。
負担かけさせちゃって、ほんとにすみませんでした。

(つづく)

2001-09-14-FRI

BACK
戻る