ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

377.秋がくるねぇ。

今日は軽いタッチの『the親戚新聞』です。
こういうの、ガンジーさんの得意技だよねー。

季節の移り変わりがあって、
その節目節目を感じながら、次の季節の準備をする。
それって、ちょっとだけめんどくさいんだけれど、
なかなかいいものなんだよねぇ。

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「夏は完投して関東をはなれた」

北の山々には秋が近づいてることだろうね。
山たちが話し合ってる、あっキタぞ!
今年の秋は急いでくるのかなぁ、
夏に負けじと気合を入れて南下するつもりだろうか。
それじゃナンカせわしないよね。
ウチじゃまだ仕度も心の準備もできてないから
なるべくゆっくり来て欲しい、なんて
岩木山は言ってるかも。

虫たちも忙しく動き回っている。
「この落ち葉はあたしのよ、
 あなたはむこうの木の下で待ってれば」
「え、どこで?」
「ほら木下さんの別荘の裏」
「べっ、べっそうもない。
 あのお宅はケチで有名、木の葉一枚持ち出せないぜ。
 金をはらえ!っておどかされるよ。
 何でも先祖が木っ端役人だったとかで
 ケチは遺伝子のせいでいまさらどうしょうもないんだ、
 って怒られちゃうぜ」
「そう、それじゃ農家の山田さんちのは?
 イエスか農家きいてみたら?
 あ、でもあの家はクリスチャンじゃなかったね」
「それもそうだけど、やーまだかもね、落ち葉はさ」

あの木もこの木もなんのキもなく
いつものように紅葉の準備をはじめる。
「ちょっとあなた、それ派手すぎやしない?
 いくらなんでもお年のこと考えたら」
「おおきなお世話よ、きのうせっかく
 軽井沢のアウトレッドで見つけたんだから、
 それよりあなたなんかそんな地味なかっこうなんで
 亭主にアキられちゃったんじゃない?
 ご主人、軽井沢で見かけたわよ、
 若い子といっしょのとこ」
さみしい秋をむかえる人もいるだろう。

そんなわびしい秋を感じている人は
ガンジーメールをください。
66歳は生理的にはお役にタテませんが
メリー木村くんなんかを出前させますから。
彼に鳥の唐揚げなんかいっぱい食わせて
秋の夜長を鼻の下をのばしてお楽しみくださいませ。
え!木村くん鼻鼻迷惑だって?
鼻せない人だなぁ。
幾星霜を生き抜いてきた人には
それなりの味があるもんでっせ。
い、いやガンジーは知りませんよ、
ただ世間一般の話をしたまでです。

これからだんだん日がみじかくなって
会社がひけるころには日もとっぷり暮れ
新橋のガード下がにぎわう。
サラリーマンでも
サラリとした軽い話題はないこの頃だろう。
リスとトラの話しでもちきりだ。
リスは長い冬にそなえ食料を備蓄するが
トラはとらぬ狸の皮算用で
ボーナスに望みをたくしてることだろうぜ。

他人を、政府をあてにしちゃいけませんぜ。
株屋のことばで、まだはもう、もうはまだ、という
売り買いのむずかしさを言ってるが
まだまだ刑期は満ちてないあと3年はご奉公せんと、
景気の回復は望めないとおもうよ。
それじゃ脱獄して屋台をはじめるか、なんて
あぶなっかしい発想はやめよう。
飲み屋さん、食い物屋さんは
とにかくマメでなけりゃ成功しない。
デスクワークで脳は酷使してても
身体の方は動かないんではとてもとてもご無理でっせ。

夢をもち、さらにしっかりした思考を積み重ね、
実現に燃えてる人ならイケルかもしれない。
それでもカミさんを除外してはなりたたない商売だ。
すくなくともスタート時はね。
客に愛想が言えないカミさんでは
畳のように取っかえなくてはなるまい。
畳の上にジュータンを敷いただけではだめです。
ノミが、おれも飲みたい、なんて顔を出すからさ。

いろいろと難問をかかえての秋が
北海道に上陸したことでしょう。
難問を何問正解するか、
30センチの靴は何文か?秋の課題ですね。

ガンジー

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一部読者に心待ちにされているダジャレも、
今回はたーぷり入っているでしょ。
どのダジャレが気に入ったとか、
教えてくれると、ガンジーさん、
たぶん、わりとよろこびます。

(つづく)






2001-09-10-MON

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