ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

280.善人の悪人。

今日のガンジーさんは、意気盛んだよ。
なんだか、身体全体から語っているようだ。
根底にあるのは、
『後悔くらい辛い事はない』という思いだろうなぁ。

何かを決めかねている皆さん、
どうでしょう?

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「決意!」

悪い事はしないけど悪人。そんな人がいる。
身近に多いんだ。親戚とか、親とか、教師もだね。
例えば諸君が何か志を立てたとする。
それが石頭な彼らの意に叶っていればいいんだが
そうでない場合は猛烈な反対運動が起こり
たちまち押しつぶされてしまう。
押しつぶされる方も情けないと思うけど。

最近の好例が野球の新庄選手だね。
寄ってたかって引き止めた。
結果良ければすべて良し。となったけれど
渡米した段階では
マイナスの思惑が圧倒的ではなかったのかな?
さらに悪いことには
これら見かけ善人たちは自分では正論だ、と譲らない。
これらの人は悪い人ではないがワルイヤツなんだ。
この勇気のカケラもない人たちは
「それ見ろ!」と言いたがってる。
「それ見ろ、あれ見ろ、だからよせ!」と
失敗例だけをまるで自慢話でもするかのように話す。

「よろず相談」を受けていても感じた事なんだ。
これら見かけ善人たちは
「お前の為だ」といいながら自分の事を考えてる。
恋の相談に関しては、
親身の友情や親戚意見を尊重すべきと思うが
(所詮、恋は花火だから)一生の仕事となると話は別だよ。

「百万の敵といえど我行かん」の決意があれば
これらの善意のワル達の意見は蹴飛ばせ!
みずから選んだ道で失敗したとしても納得の人生になる。
冒険家が命を落としても彼らは本望だろう。
もともと冒険とは極めて危険な事を敢行することだからね。
「そんな中止意見など、聞けんっ!」
って出発した事だろう。
植村や河野の果敢な兆戦に敬意を表したい。
そんな冒険を出来ないで
望見してる連中だけが残念がってるだけさ。

ガンジーは46歳の時、オートバイ狂にUターンした。
経済的な事もあったがタスデ美は猛反対だった。
事故にあってネコの死骸と並んで死んだとしても
悔いはないよ。
とタスデ美を押し切った。
もしあの時彼女の意見に従いオートバイを買わなかったら
後悔してただろう。
無事故で過ごせた17年だったので
「結果良し」となったほか
今のように癌に侵されても、「ひとごと」に感じるくらい
淡々とした心境にはなれなかったと思うね。

後悔くらい辛い事はないんじゃないかな?
「俺はこれをやるんだ!」と決心したら
反対しそうな人たちの意見は一切聞かない事だよ。
諸君自身の人生なんだからね。
もちろん本人の意思が固いことが一番だ。
それがあやふやでは始まらない。
一回や二回の挫折で挫けない己の意志を確かめるために、
お寺で座禅なんかどう?。
深山渓谷で自然に浸っての座禅なんてのもいいかもね。
宮本武蔵みたいにさ。

竹薮なんかもいいぜ。
竹の子がコチョコチョと痔を治してくれるよ。
蛇が出てきて首に巻きついたりして。
これがホントのやぶ蛇ちゃん。

ガンジー

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やろうかやるまいか、と、仮にガンジーさんのところに
相談に行ったとしますよね。
そうすると、ガンジーさんは、言うわけですよ。
「やるべし!」と。
これって、いい加減な気持ちで相談に行った人には、
かえって止められるよりコワイんじゃないかな。

「やるべし!」
どう?

(つづく)
『よろずガンジー相談所』の情報はこちら

2001-06-04-MON

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