ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

236.ガンジーさん未来を語る。

『ガンジーさん未来を語る』なんて書くと、
経済学者の本のタイトルみたいだねぇ。
そういう感じじゃないんだけど、ね。

だいたいの予測的な本は、
何年か経つと、安売りしても売れないものに
なっちゃうんだけど、
ガンジーさんの未来観は、予測のふりをしているけど、
マンガのタッチだから、当たろうが外れようが、
古くならないかも知れないよ。
___________________________

「どきどき未来」 

パソコンってヤツは「遠くの親戚より、遠くの他人」だね。
コイツのお蔭で世界はますます小さくなった。 
アメリカは隣家より近いぞ。
今ではご近所が遠くなってしまった。 
時代が変われば新しい物が
それまでの事を引き継ぎさらに発展させてくれる。
世の中、よく出来てるぜ、まったく。
新陳代謝はシステムの輪廻転生、
そのうち人間の肉体もそうなる事だろうて。

いちもつが小さいからって嘆かなくても済む、
新チンに代えられるよ。
マツキヨへ行って
「このくらいのサイズの物ください」なんてさ。
いっぱい取り揃えてデートのたんびに交換する。 
特製戸棚にしまって置く。
彼女が遊びに来た時に、
「どれがいい?」なんて楽しめるよ。
盗難には注意して保険をかけとかなきゃ。防虫剤もね。

科学の進歩、ITの普及は様々な事を変化させるだろう。
人体の構造だって
オールサイボーグにならないとは限らない。
大空を飛びたい、という人類の夢は叶えられたが、
その先にある
個人で自由に空中を移動したいという願望は
未だ夢のままだ。
しかしそれもまもなく実現する事だろう。
汽車から自動車へ需要が移ったように。
エンジェルちゃん顔負けの羽ねをつけて
何処でも飛んでっちゃう。

それどころか、視察なら文字通り目玉だけ出張すればいい。
帰ってきてから頭脳に接続すればいい。
人体の各部分が着脱自在、仕事がスピードアップできる。
仕事にかこつけて遊びたい人には困る事態だけどさ。

何か一つの事が、発見、発明されると
それを手がかりにさらに凄い事が出来るようになるのは
歴史の事実だからね。
コミュニケーションだって例外ではない。
現在では想像できない展開になるかもしれない。 
夫婦、家族、会社、国家と
社会秩序のお引越しが始まるぜ。 
一夫多妻、一婦多夫、ご近所まるごと大家族。
産業別に巨大会社、勿論、国境なんてないし
税金の仕組みも大改革。
政府は世界で一つ、役所も一つ、軍隊は警察と合併だね。

当然、宇宙に出て行くことになる。
これは将来、地球が見捨てられる運命を感じる。
今、地球に優しく資源を大切に、なんて言ってるが、
そんなこと不要だ。
もともと人類は地球をくいものにして繁栄して来たんだ。
使い捨てるしかあるまい。

犯罪者の検挙が秒速で可能になり、
万引きなんかやったとたんに、
その商品に逆に逮捕されてしまう。
商品が盗っ人の手にくっついて、
”Call the police!!" って叫ぶ。
犯罪が皆無になり、ミステリー作家は歴史作家に衣替え、
殺人なんかないから。
「ほぼ日の本」は世界の大新聞と肩を並べて大威張り。
その「ほぼ日」の執筆者は過去の有名人ではない、
全世界の「誰でも人」たちだ。
みんなが書いてみんなが読む。 
みんなが隣の人の痒いところを掻きっこする。
痒いところに手が届く時代になるぜ。

国境がなけりゃパスポートなんて要らない。
世界で通用する身分証明だけでいい。
それまで冬眠していたいガンジーであります。


___________________________

ちんちんの話題あたりから始めてるけど、
エンディングに近づくにしたがって、
本気度が加速しているみたいだねぇ。

それにしても、いろんなパーツを着脱させるってイメージ、
ガンジーさん、ものすごく気に入ってるんだなぁ。
「目玉に旅行させる」って、
テレビや映画のことでもあるよね。

(つづく)

2001-04-18-WED

BACK
戻る