ガンジーさん。
いつ途切れるかわかりませんが
今後ともよろしく。

44.イヤな年寄り。

敬老の日に、届けられた「the親戚新聞」です。
あと2日で、誕生日という日でした。

ぼくは、「ほぼ日」でのサプライズパーティを
準備しているときだったから、
誕生日については、なかなか上手に触れられなくて、
困っていたころでした。

敬老の日のガンジーさん、冴えにさえていたぜ。

___________________________

「老人だぁ」

まもなくドキドキの誕生日。 
うまくクリアーすれば
66歳になりまぁす。 
ヤブへの必殺パンチが楽しみだが 
その文字どうりの ”殺し文句”が
まだ浮かばない。

余も例外ではないが
ちか頃 イヤな年寄りがふえた。
先日 新さんまが食いたくて一人で外食。
居酒屋ではなく いわゆる 「お食事処」。

常連客がたむろする店。
席がなく やむをえず老人の隣に掛けた。
”イズ ジス スィート ティクン?”
「どうぞ どうぞ」 と 
その人はカウンター席をつめてくれた。 
そこまではいい。 
酒もはいっているその人は
つぎから質問ぜめときた。
「失礼ですがお幾つですか?」「お住まいは?」
 
”貴方 元警察官ですか?” と
こうはいわなかったが カチンときた。  
”65歳です” と正直に答えた。 
すると彼は 「私は大正生まれです」。
余は黙止をきめた。

”ほんとですか?お若いですねぇ”
との言葉を期待してるのが みえみえ なのだ。
そして戦争の話しが延々とつづく。
こんな時 なんといって口を封じたらいい?

さて すでに日暮れだが今日は [家へけぇろうの日]
...今朝ほどさるお方から借用...
ホームレスのおっさんたちが うじゃうじゃと動き出す。
そしてまた 元気ぶった死にぞこないも 
ぞろぞろ家から這い出す。

円満ぶりを誇示したいのか 
老夫婦が手をつなぐでも
つながぬでもなく(ええぃ!じれってぇ)
ぎごちない歩き方をしている。

べらぼうめ!日本男児だ でれでれすんなぃ!
と 言いたい日でもある。

___________________________

そんな日の、ぼくの返事です。
まるっきり私信ですが、ま、いいか。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

絶好調ですね。
糸井重里です。

けえろうの日は、
ぼくはどうやら近所にコーヒー豆を買いに行く以外は、
一歩も外に出ないで終わりそうです。

やってもやってもやることがあります。
ナンバーワン・ホストとかは、
この相手が仕事とかじゃなくって女性なんでしょうなぁ。
たいへんだろうなぁ。

さんま、うまいですねぇ、今年。
おそらく、サンマとかイワシとかサバといった
いわゆる下魚の「扱い方」が、進歩して、
商品として「おいしく適性な価格」で流通できるような
システムが確立してきているんだろうなぁ。
安い魚だから粗末に扱う、というようなことが、
この頃はなくなってきているんでしょうね。
これも、ある意味で「お平ら(フラット)」な
インターネット的、という時代の流れなのでしょうね。

わはは、17日、近づいていますねぇ。
なんだか、うれしくて笑いがとまらねぇ、です。

んでは、これから洗濯について明日の「ほぼ日」書きます。


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

ってな一日でした。

(つづく)

2000-10-07-SAT

BACK
戻る