はじめてのみなさま、はじめまして。
1年ぶりのみなさま、帰ってまいりました!
福岡の主婦・フミ子お母さんが、
気づけば40年あまり作りつづけていた絶品ゆず胡椒。
その味を受継いで2年目の
「フミ子のゆず胡椒」の原田家より、
レポート担当の原田カオリでございます。
なんとこの度、
ほぼ日で大人気の食べものさんたちにまざって、
原田家自慢の「フミ子の生ゆず胡椒」も
TOBICHIにおじゃますることになったのです。
というわけで、
みなさまにお会いできるのを楽しみにしながら、
今年のゆず胡椒の出来具合や、
原田家の様子をちょこっとご報告させていただきますね。
10月中旬、まだ日差しが強い福岡は宗像(むなかた)。
夫トモヒロ、私カオリ、娘ヒヨの三人で向かいます。
‥‥いや。
実はお腹の新人も入れると四人!
臨月のお腹を抱え、
東京からゆず胡椒を作りに一路新幹線で
はぁるばぁるぅ〜来たぜ、む〜なかった〜♪です。
▲左がフミ子さん。そしてヒヨちゃん(大きくなった!)。
「こんなお腹でねぇ、遠くまでようきんしゃったねぇ」
と、あいかわらず優しいフミ子さんと、
青柚子/青胡椒(唐辛子)を使った
「フミ子の生ゆず胡椒:青」の仕込み旅がスタート!
▲中央がトモヒロさん。フミ子さんの息子です。
去年は夏の猛暑の影響で、
庭の胡椒(唐辛子)が半分枯れて大変でしたが、
今年はありがたいことに大豊作。
フミ子さんの庭の畑だけでじゅうぶん間に合いました。
去年に引き続き、
お世話になった柚子農家の藤嶋さんから
立派な青柚子を45kg(!)も仕入れさせてもらいました。
▲藤嶋さんご夫婦。
たっぷりの青柚子を、よく洗いましょう。
ゆず胡椒に使うのはオンリー表皮なので、
45kgの柚子からゆず胡椒になるのは
たったの4〜5kgだけなんです!
今年も美味しいゆず胡椒のために、贅沢にまいりましょう。
▲柚子を洗うカオリさんのおなかには、もうひとりのお子さんが。
そして今年も、
「宗像の元気印」フミ子さんのお友だち、
西川さんがお手伝いにきてくれて、
ワキあいあいで作業スタート。
▲西川さんとトモヒロさん。
セッセと皮むき作業にはいります。
3歳になったこちらのひとも、
今年はちょっぴり手伝ってくれました。
ビニール袋の帽子をかぶり、
「ヒヨもゆず胡椒屋さんだよ!」とやる気は人一倍です。
▲ビニール帽子でお手伝い中のヒヨちゃん
お楽しみ、柚子剥き作業の合間のお茶菓子タイムでも、
みんなでわいわい話に花を咲かせていたら急に‥‥
「はーい! そろそろ柚子のじかんだよ〜!」とヒヨ。
3歳児の声がけに、
大人は「ほぉ〜!ひよちゃんすごいねぇ!」
と感心半分、爆笑半分で、
ふたたび重い腰をあげたのでした。
▲たのしいお茶菓子タイムの様子。
そしてまた、もくもくと柚子皮をむきます。
2日がかりで剥いた45kgの青柚子。
変色しないよう、すぐに表皮を塩となじませて、
丁寧に細かく挽きます。
そして焦らず冷蔵庫で一晩ねかしてから、
先に挽いておいた青胡椒とドッキング。
いよいよ2014年もののゆず胡椒ができあがる瞬間です。
どうだろどうだろ‥‥。
今年のはどんなだろ‥‥。
味の番人・トモさん、
そして生みの親・フミ子さんのチェックのほどは‥‥。
「ん。美味しい!
‥‥でも、から〜っ!水っ、水みず!」
とフミ子さん。
良い笑顔いただきました!
これで安心安心。
ここからまた柚子と胡椒と塩がいい具合になじんで、
お届けする12月の頃には
食べごろになってくれていることでしょう。
そして時はうつって11月20日現在。
ふたたびトモさんは単身で宗像へ主張中。
黄色い柚子を使った
「黄」「赤」の仕込みが始まったのです。
▲「黄」「赤」に使う黄色い柚子。
そして、トモさんが単身の理由(わけ)は‥‥。
そうです、新人が産まれたのです〜!!
▲塩を加えて挽いた柚子。
今年は、柚子胡椒の「青」と「黄/赤」を産み出すあいだに
子どもも産み出すという記念すべき年になりました(笑)。
で、助っ人に私カオリのマブダチ、
"ワタアヤ"が駆けつけてくれました。
▲カオリさんの親友、ワタアヤさん
そんな原田家の渾身の一品、
「フミ子のゆず胡椒」に会いに
ぜひお越しくださいませ! |