谷川俊太郎の『家族の肖像』。

さあ、谷川さん、
1000枚のサインですよ。



5月11日にこのページで販売することになっている
『家族の肖像』ほぼ日特製セットのTシャツには、
1000枚すべてに
谷川俊太郎さん直筆の
「Shuntaro」がサインされています。




Tシャツにサインをしてもらおう、というのは、
じつはぼくが言い出したことなんです。
「ほぼ日」からCDを買ってくれるみなさんに
何ができるだろう、と思って。
せっかくぼくらがいっしょにやってるんだから、
サインを色紙に‥‥いや、いっそ、
サインをTシャツに、しかも、全点に
してもらったらどうかと。
『家族の肖像』を聴きたいと
言ってくださる方のためなら
1000枚のサイン、やりますよ!
まかせてください。

darlingの要望を受けて、
谷川さんはこう言ったのですが、
布地に1000回のサインをするのは、
ちょっとタイヘンです。
1日200枚としても、まる5日はかかる‥‥。
しかしこういうことは決して口に出さない
担当者のわたくし、スガノです。
谷川さんは
「つらいことがあってもすぐに忘れる性質」
だと聞いたことがあるので、
カンヅメにしてどこかに閉じこめれば大丈夫かな?
(ひどいですね)
谷川さん、「ほぼ日」の明るいビルに
サインをしに通いませんか?

あ! いいね。そうしよう。
ぼくも、家でずっとやるよりいいや。
会社員になって出勤するってのはどう?

ということになり、
Tシャツのタグ部分に1000枚のサインをするため
谷川さんは明るいビルにやって来たのでした。



↑この画像、どこかで見た覚えがある、という方、
いらっしゃいますでしょうか。ええ、そうなんです。
谷川さんがTシャツのサインのために
明るいビルにやってきたのは、4月12日・13日のこと。
「今日も金魚は。」の金魚カメラで、谷川さんの姿を
ずーーーーっと写し続けた、あの日だったんです。
「谷川俊太郎 明るいビルに出勤中」として
お送りしたレポートは、こちらをどうぞ。

「1日200枚で5日」と計算していましたので、
「ほぼ日」の会議テーブルを
5日間おさえて用意していたのですが、
がんばり屋さんの谷川さんは、
なんと2日間でサインを終えました。


一枚一枚ていねいにサインをする谷川さん。
すごい集中力です。まわりが騒がしくてもなんのその!



「Shuntaro」のサインが書かれたタグ。
これからクロワッサン型に裁断して
Tシャツに縫いつけます。


右手がビリビリしびれるよ!

と言いつつも、
ペンの色を変えたり、
サインのフォルムを
「弓なり」にしたり「ななめ」にしたり、
書体を工夫したり、
サインの合間に
みなさんからいただいたメールに返信したりと、
たのしんで1000枚をサインした
谷川さんでした。
その、サービス精神の王様ぶりときたら!

サービス精神は、
ぼくがO型だからなんだよ。

いえいえ、血液型だけのせいではない、と思います。
なにやらたいへんそうな谷川さんに
お茶やお菓子を出すたびに
「ありがとね!」「いつもありがとう!」
とさわやかに返される「ほぼ日」乗組員。
最後にはやっぱり全員が
谷川さんのことをさらに大好きになりました。


乗組員とdarlingが打ち合わせをしているテーブルのすみで
お茶を飲んで休憩する谷川さん。



お別れを惜しんで谷川さんのもとへ集まる乗組員たち。

谷川さんはいろんな色を使ってサインしました。
何色があたるかは、おたのしみです!

こんなふうにサインをした1000枚のTシャツと
『家族の肖像』CDの特製セットの販売は
5月11日(火)です。どうぞお見逃しなく!
うっかり防止隊もご活用くださいね!)
価格やサイズなど、くわしい内容については
明日、このページでお知らせしますね。

では、今日も投稿の例を、最後にどうぞ。

例その5

自分の家族を端的にあらわす
おもしろい写真

横尾忠則さんの家族写真

『家族狂』(新潮社)より 撮影:安河内羔治

最後の例は、画家の横尾忠則さんご一家の
家族の肖像です。
横尾さんのお家では、
毎年家族写真を撮影していらっしゃるんですよ。


俊太郎
家族写真って、
すごくプライベートなものなのに、
パブリックな時代というものと、
切り離せないね。

賢作
71年には父上も40才。
まだ毛がふさふさしていたよね。
私は44、まだ毛があるが、
遺伝という事を考えると将来心配ではある。

みなさまの家族の肖像の写真、
ご投稿をお待ちしております。

2004-05-06-THU

home
戻る