担当編集者は知っている。


『ぼくのステッチ・ブック』
著者:大図まこと
価格:1,600円(税込)
発行:白夜書房
ISBN-13: 978-4861913525
【Amazon.co.jpはこちら】

たこ、恐竜、土星、フランケンシュタイン、
乗り物、昆虫などをモチーフにした、
ポップでかわいいクロスステッチが500種類!
眺めているだけでも楽しいですし、
500作品すべての図案が掲載されているので、
つくりたくなったら、すぐに刺繍できます。
この本を担当された白夜書房の
君島さんのお話をうかがいました。
(「ほぼ日」渡辺)

×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××

担当編集者/
   白夜書房 第一編集部 君島久美



どこの家庭にも、きっとひとつは眠っているはずです。
牛乳パックと和紙を貼りあわせた座椅子や、
草木染めの茶色っぽいタイダイTシャツ、
新聞のチラシを折って作った動物の置物、など‥‥。

主に母親によって制作される作品でありますから、
「オカン手芸」とでも呼びましょうか。
とても素晴らしい作品であることは間違いありませんが、
オシャレか? スタイリッシュか? と問われれば、
ちょっと、違うかな‥‥という、手作り品の数々。
長らくのこと、私は「刺繍」も、
この「オカン手芸」のカテゴリーに含めていたのです。


しかし、クロスステッチデザイナー・大図まことさんの
作品に出会って、私の刺繍に対するイメージ
(ジェームス・ディーン柄のクッションカバーや、
 どこかの湖畔の美しい風景を描いたタペストリーなど)
は、ガラリと覆されました。
そこには、絢爛豪華な花々や、鳥や蝶が乱れ飛ぶ、
フェミニン&スイートな世界観は全くなく、
まるでファミコンのキャラクターを連想させるような
シンプルかつポップなモチーフが、おもちゃ箱よろしく
たくさん詰まっていたのですから!

「これなら、シャツの襟もとや、ジーンズのポケットに
 ワンポイントで刺繍して、かっこよく着られるなあ」
そう思ったのが、この本を企画したきっかけです。


著者の大図さんは、埼玉県出身の27歳。
「刺繍作家」というイメージから、線の細い、
背景にバラを背負った、文化系の美青年‥‥
いわゆる「乙女系」男子を想像しそうになりますが、
実際はこんな感じです。


写真:わだりか

なんだかとっても「工作のお兄さん」風。
教育テレビで、気のいいグリズリーと一緒に
段ボールを丸めたりしていそうですが、
刺繍を含め手芸全般をこなす好青年です。
そしてなんといっても、デカいのです。
刺繍する際は、大きな体を丸めて、ちくちく‥‥
出来上がった作品は、
体格からは想像もできないほど繊細。
そして男性ならではのアイデアにあふれています。


例えば、スペースシャトル。
例えば、ドラキュラや、フランケンシュタイン。
トリケラトプスに、マウンテンバイク、スポーツ選手!
この本に掲載されているこれらのモチーフは、
すべて男の子たちの大好きなものばかり。
でも他の刺繍の本には、
なかなか載っていないものばかり、です。

もちろん、カラフルな動物やフルーツのモチーフも
たくさん掲載しました。
きっと「カワイイだけじゃイヤ!」という、
こだわり派の女の子にも満足してもらえるはず。
幼稚園や学校で、
みんなの噂の的になるかもしれませんね。
世のお母さんたちには、ぜひ手に取って欲しい1冊です。


そして、いよいよ目前にせまったバレンタインデー。
チョコレートにプレゼントを添えて、
ふたりの距離を一気に縮めたい女性にだって、
オススメです。
既製品をそのまま渡すのもなんだか味気ないけれど、
手編みのセーターは、ちょっと、かなり、重い‥‥。
それなら、シンプルなハンカチやマフラーに、
クロスステッチのワンポイントを加えてみては?
この本に掲載されているような、甘過ぎない図案なら、
男性にも抵抗なく身に付けてもらえるはずです。

「でも、もう時間がない!」と心配しなくても大丈夫。
初心者でもすぐにはじめられる手軽さが、
クロスステッチの魅力の一つです。
簡単な図案なら、1〜2時間で刺し終わりますよ。
家庭科の授業で習ったことを思い出しながら、
さっそく刺しはじめましょう!


最後に、初公開。残念ながら掲載できなかった図案です。
担当編集者はこの図案が一番のお気に入りなのですが。



大図まことさんのサイトも、ぜひごらんくださいね。
「クロスステッチのThe mint house」


×××××××××××××××××××××××××××××××××××××××××


『ぼくのステッチ・ブック』
著者:大図まこと
価格:1,600円(税込)
発行:白夜書房
ISBN-13: 978-4861913525
【Amazon.co.jpはこちら】

担当編集者さんへの激励や感想などは、
メールの題名に本のタイトルを入れて、
postman@1101.comに送ってください。

2008-02-08-FRI

BACK
戻る