担当編集者は知っている。


『ラブ☆デトックス
 嫉妬するあたしの春夏秋冬』

著者:小泉すみれ
価格:1,365円(税込)
発行:マガジンハウス
ISBN-13: 978-4838718146
【Amazon.co.jpはこちら】

著者はドラマ評論家であり、
コラムニストとして活躍されている小泉すみれさん
本書は小泉さんの2冊目の小説です。
主人公は仕事も恋も一生懸命がんばる29歳女子。
恋人に自分の他に彼女がいるとわかって、
嫉妬でいっぱいいっぱいになった主人公が、
悩みつつも前向きに、
内なる嫉妬心と徹底的に戦うストーリーは
はげまされたり、共感したり、笑えたり‥‥。
この本を担当されたマガジンハウスの
瀬谷さんにお話をうかがいました。
(「ほぼ日」渡辺)

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担当編集者/
  マガジンハウス 書籍編集部 瀬谷由美子



こんなにチャーミングなヒロインは
他をどんなに探してもいません。
作品が出来上がる前に、何章かだけ先に
社内スタッフに渡していたのですが、
「この先、どうなるの?」「早く続きが読みたい!」と
あちこちから問い合わせが殺到し、
早くも手ごたえを感じていた私です。
こんなふうに読む人をとりこにしちゃうヒロインって
なかなかいないでしょーと、
誇らしく思ったりもしていました。
そして出版されたいま、作品を読み終えた方が皆、
主人公を“ヤマダ”とか“まゆちゃん”と
親しみを込めて呼んでくれるので、
なんだかくすぐったく感じたりもしています。

さて、そんなふうに皆から恋の行方を
ひそかに見守られている本書のヒロインは、
ヤマダこと山田まゆ、29歳。
転職して2年目のウエディングプランナーです。
29歳という微妙な年齢にあって、
つき合いはじめたばかりの彼氏から、
自分以外に「実はつき合っている人がいる‥‥」
なんて切り出されたら私だってたまりませんが、
彼氏ができて浮かれているヤマダに、
そんな、夢にも思わぬ大事変が。
(しかもその彼女は<小悪魔>という噂!)
そして、本書のテーマ<嫉妬>が急浮上するのです。

そう。
実はここからがヤマダのヤマダらしいところ。
ふつうならば<嫉妬>の矛先が
<彼氏>とか相手の<彼女>に向かうのだろうけれど、
ヤマダは自分のなかの<嫉妬心>を
「どうにかしたい!」と考える。
相手の彼女の名前を口にしたくないばかりに
ヘンテコなニックネームをつけてみたり、
ネットカフェで『NANA』を読みふけって
二股の恋の考察をしてみたり、
「ラブラブ亭嫉妬」などと名乗って
ため息つきつつ川柳を一句よんでみたり、
奮発して大人なランジェリーを購入してみたり。
「もう、そんなことしてる場合ですか」と
思わずツッコミをいれてしまいましたよ。
でも、そんな可愛い奮闘がたまらない。
原稿を受け取るたびに、
人がいない静かな場所を確保して、
笑ったり、きゅーんとなったり、ハラハラしたり、
心の中が大忙しでした。

小泉すみれさんの書く作品は、そんなふうに
読む人の感情をいつだって引っぱっていってくれる。
新しいアイデアを聞くのが楽しみで、
何度もメールのやり取りをさせていただいたのですが、
何気ないメールのタイトルにさえ、
ユーモアやら可愛げが詰まっていて、
いつもやられっぱなし。
この作品も、プロットをいただいた瞬間から
そんな魅力がつまっていて、
めきめきと想像力をかきたてられました。
そうして出来上がったこの作品。
<女子ノベル>とうたっていますが、
どうも女子ばかりか男性にもファンが急増のようで、
「会話が面白い」とか
「ポップな文体がいい」とか
「ぜひ映像でも見たい」という声も届いています。


▲本書のカバーでつかわれている
 このハートが小泉すみれさんと私のお気に入り。
 ©シンボロン


ところで、この本の主人公ヤマダには、
見事ダイエットを成功させた過去があり、
(なんと13キロも!)
こちらの奮闘ぶりは、前作の
『バージョンアップ はちきれそうなあたしの12か月』
に書かれています。
痛快なダイエット小説ですので、
こちらもよろしくお願いいたします。

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『ラブ☆デトックス
 嫉妬するあたしの春夏秋冬』

著者:小泉すみれ
価格:1,365円(税込)
発行:マガジンハウス
ISBN-13: 978-4838718146
【Amazon.co.jpはこちら】

担当編集者さんへの激励や感想などは、
メールの題名に本のタイトルを入れて、
postman@1101.comに送ってください。

2008-01-08-TUE

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