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| 担当編集者は知っている。 |
著者はドラマ評論家であり、 コラムニストとして活躍されている小泉すみれさん。 本書は小泉さんの2冊目の小説です。 主人公は仕事も恋も一生懸命がんばる29歳女子。 恋人に自分の他に彼女がいるとわかって、 嫉妬でいっぱいいっぱいになった主人公が、 悩みつつも前向きに、 内なる嫉妬心と徹底的に戦うストーリーは はげまされたり、共感したり、笑えたり‥‥。 この本を担当されたマガジンハウスの 瀬谷さんにお話をうかがいました。 (「ほぼ日」渡辺) *************************************** 担当編集者/ マガジンハウス 書籍編集部 瀬谷由美子 こんなにチャーミングなヒロインは 他をどんなに探してもいません。 作品が出来上がる前に、何章かだけ先に 社内スタッフに渡していたのですが、 「この先、どうなるの?」「早く続きが読みたい!」と あちこちから問い合わせが殺到し、 早くも手ごたえを感じていた私です。 こんなふうに読む人をとりこにしちゃうヒロインって なかなかいないでしょーと、 誇らしく思ったりもしていました。 そして出版されたいま、作品を読み終えた方が皆、 主人公を“ヤマダ”とか“まゆちゃん”と 親しみを込めて呼んでくれるので、 なんだかくすぐったく感じたりもしています。 さて、そんなふうに皆から恋の行方を ひそかに見守られている本書のヒロインは、 ヤマダこと山田まゆ、29歳。 転職して2年目のウエディングプランナーです。 29歳という微妙な年齢にあって、 つき合いはじめたばかりの彼氏から、 自分以外に「実はつき合っている人がいる‥‥」 なんて切り出されたら私だってたまりませんが、 彼氏ができて浮かれているヤマダに、 そんな、夢にも思わぬ大事変が。 (しかもその彼女は<小悪魔>という噂!) そして、本書のテーマ<嫉妬>が急浮上するのです。 そう。 実はここからがヤマダのヤマダらしいところ。 ふつうならば<嫉妬>の矛先が <彼氏>とか相手の<彼女>に向かうのだろうけれど、 ヤマダは自分のなかの<嫉妬心>を 「どうにかしたい!」と考える。 相手の彼女の名前を口にしたくないばかりに ヘンテコなニックネームをつけてみたり、 ネットカフェで『NANA』を読みふけって 二股の恋の考察をしてみたり、 「ラブラブ亭嫉妬」などと名乗って ため息つきつつ川柳を一句よんでみたり、 奮発して大人なランジェリーを購入してみたり。 「もう、そんなことしてる場合ですか」と 思わずツッコミをいれてしまいましたよ。 でも、そんな可愛い奮闘がたまらない。 原稿を受け取るたびに、 人がいない静かな場所を確保して、 笑ったり、きゅーんとなったり、ハラハラしたり、 心の中が大忙しでした。 小泉すみれさんの書く作品は、そんなふうに 読む人の感情をいつだって引っぱっていってくれる。 新しいアイデアを聞くのが楽しみで、 何度もメールのやり取りをさせていただいたのですが、 何気ないメールのタイトルにさえ、 ユーモアやら可愛げが詰まっていて、 いつもやられっぱなし。 この作品も、プロットをいただいた瞬間から そんな魅力がつまっていて、 めきめきと想像力をかきたてられました。 そうして出来上がったこの作品。 <女子ノベル>とうたっていますが、 どうも女子ばかりか男性にもファンが急増のようで、 「会話が面白い」とか 「ポップな文体がいい」とか 「ぜひ映像でも見たい」という声も届いています。 ![]() ▲本書のカバーでつかわれている このハートが小泉すみれさんと私のお気に入り。 ©シンボロン ところで、この本の主人公ヤマダには、 見事ダイエットを成功させた過去があり、 (なんと13キロも!) こちらの奮闘ぶりは、前作の 『バージョンアップ はちきれそうなあたしの12か月』 に書かれています。 痛快なダイエット小説ですので、 こちらもよろしくお願いいたします。 ***************************************
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2008-01-08-TUE
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