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| 担当編集者は知っている。 |
昨年40周年をむかえたソニープラザは 今年3月にPLAZAという名前にかわりました。 PLAZAは「人の集まる場所」という意味。 海外雑貨がめずらしかった40年前からずっと 新しくて自由でおもしろいものを 教えてくれるPLAZA。 その魅力がつまったビジュアルブックです。 「ほぼ日」でおなじみの佐藤卓さんも 寄稿されてます。 このビジュアルブックを担当された マガジンハウスの関さんにお話をうかがいました。 (「ほぼ日」渡辺) ******* * ******** ******** ******** ******** ******** 担当編集者 /マガジンハウス書籍出版部 関陽子 ■PLAZAのビジュアルブック 『fragments』はソニープラザ改めPLAZAで 購入できる141点の商品で構成された ビジュアルブックです。 掲載商品はPLAZAの店舗や オンラインショップで購入できます。 ‥‥と聞くと、商品の切り抜きがずら〜っと並ぶ カタログ本をイメージしますよね? この本はそう思ってページをめくると 面食らうかもしれません。 例えばこれ、まぶしい赤が印象的な、 アメリカのMARIGOLDというブランドのゴム手袋。 世界100カ国以上で使われている定番商品です。 ![]() これが、この写真集では、 ![]() 写真:久留幸子 こうなります。 ■古くて、新しいPLAZA ソニープラザがPLAZAと名前を変えるにあたって 記念の本を出そうという企画が動き始めたのは、 2006年の秋でした。 2006年はちょうどソニープラザの40周年の年。 この話をすると、10〜30代前半くらいの方々には 「え! 40周年!?」と驚かれ、 30代後半より上の世代には 「ああ、“ソニプラ”。青春時代を思い出すなあ‥‥」 というしみじみとしたリアクションが返ってきます。 かくいう私も「え! 40周年!?」組。 そもそも、“ソニプラ”は常に新しいイメージがあり、 長い歴史をイメージさせない “ニュース感”があるからです。 本の中で紹介したエピソードに、こんなことがあります。 ソニープラザが生まれたきっかけは、 ソニーの創業者の1人である盛田昭夫さんの、 「“アメリカンスタイルのドラッグストア”を作ろう」 と言った一言だということは、一部では有名です。 ソニープラザがスタートした1960年代、 お店で買い物する際は、店員さんがショーケースから 商品を取り出して説明するという “対面式”と呼ばれるスタイルが主流。 雑貨も食品も化粧品も売っている バラエティに富んだ商品展開、しかも海外の日用品。 それだけでも珍しかったのですが、 自分自身で吟味して選んで買うという、 セルフ方式のショッピングスタイルも実は、 ソニープラザがほとんど初めて日本に持ち込んだのです。 ![]() 写真:内藤公將 ![]() 本の中身はこんな感じです。 (クリックすると大きくしてみられます) けれど実際PLAZAのファンであるお客さんが どれくらいそれを知っているのだろう? 性別も世代もさまざまな人に聞いて回ったところ 圧倒的に知らない人が多かったのです。 かくいう私も実は、PLAZAのファンでありつつも この本の制作に関わるまで知りませんでした‥‥。 でもこの創業当時のエピソードひとつでも PLAZAから漂う“自由な雰囲気”“新しさ"の秘密が 伝わってきませんか?。 なので、少しでもそういった ソニープラザ〜PLAZAの横顔を 伝えられる本にできればいいなあ という気持ちがありました。 (本書の5つのコラムで詳しく紹介しています)。 しかし同時に、 その「知らない」感じはすごくいいなあ! と。 なぜならお客さんのほとんどが見聞きし、 興味があるのは、 いま現在のPLAZAなのだ、ということだから。 ■新しい視点で撮りおろしたPLAZA いまのPLAZAの"自由な雰囲気"や “新しさ”を表現したい、と 撮影をお願いしたフォトグラファーは、 久留幸子さん、久家靖秀さん、内藤公將さん。 久留幸子さんには、前出のMARIGOLDの手袋をはじめ、 SOLOのストローや、SPONTEXのスポンジなど、 水周りやトイレタリー系の商品を、 水や氷とからませて、 透明感ある写真を撮影していただきました。 雑貨からその機能や生活感を 取りさったところで見えてくる、 オブジェとしての美しさを感じられる作品です。 ![]() 写真:久留幸子 ▲アメリカのヘアアクセサリーブランドGOODYの カラフルなゴムを封じ込めた氷が溶けていく。 溶けた水のエッジに映り込んだ ゴムの色と水の銀色がまばゆい。 久家靖秀さんの撮影では、 雑貨やインテリアの世界で活躍の 岡尾美代子さんがスタイリングを担当。 おふたかたはマガジンハウスの 雑誌「ku:nel」などでおなじみですが、 意外にも一つの作品を一緒に作ることは 今回の撮影が初めてでした。 しかし、驚くほど息がぴったりで、 撮影は上手な餅つきを 見ているかのようなテンポで進みました。 どの写真も、ユーモアや不思議な違和感に満ちた 雑貨のある風景となっています。 フツーの生活に風穴を開けてくれる ファニーな雑貨の存在が際立っています。 ![]() 写真:久家靖秀 ▲朝の光の差し込むバスタブに 岡尾さんがCARE BEARSをぽんと投げ入れたと思ったら、 柔軟剤SNUGGLEをたら〜りと流し込みました。 すかさず撮る久家さん。 あっという間。 あえて取らずにおいたタグからもまた、 輸入雑貨の香りが。 ![]() 写真:久家靖秀 ▲商品は、動物型の輪ゴム、Animal Rubber Band。 久家さんがおもむろにスタジオの外に出たと思ったら、 持ってきた小道具とともに、 まるで箱庭療法のように(?)配置、即撮影。 ■お店に来る人の“伝える力”を信じて 最後にひとつ。 今回は、魅力的なフォトグラファーによる 写真やコラム以外に、 ソニープラザの時代からPLAZAのファンである、 ビームス社長の設楽洋さん、 グラフィックデザイナーの佐藤卓さんに 寄せていただいたエッセイもまた本の魅力の1つです。 佐藤さんとエッセイの打ち合わせをした際、 ソニープラザ〜PLAZAが広告をほとんど打たない主義 であることについて話が及びました。 PLAZAに行けば、なにか楽しいことがあって、 それを人に伝えたくなる。 広告という形でなく、お店に来る人それぞれが、 気に入ってくれたらそれを誰かに伝えるだろうという、 「伝える力」を信じているのだろう、と。 広告の力の大きい消費社会において、 そんな純粋な力に支えられているPLAZA。 この本もまた、そんな伝える力に支えられて多くの人に 伝わっていくことを願ってやみません。 ※掲載商品が購入できるオンラインショップはこちら。 ******* * ******** ******** ******** ******** ********
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2007-04-27-FRI
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