担当編集者は知っている。


『Aloha Book
 ―ハワイの行くとこ、見るとこ、食べるとこ
著者:赤澤かおり/内野亮
価格:1,890円(税込)
発行:六耀社
ISBN-13:978-4897375816
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著者はハワイに年3〜4回行くという赤澤さんと、
大学からハワイに移り住み今年で21年目という内野さん。
そんなハワイ通のおふたりが、
ハワイに遊びに来た友だちをもてなすように、
地元の人たちに愛されている場所やお店を
ていねいに紹介してくれるご本です。
心あたたまるエピソードと
気持ちのいい写真がいっぱいの
このご本を担当された六耀社の久保さんに
お話をうかがいました。
(「ほぼ日」渡辺)

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担当編集者/
六耀社編集部 久保万紀恵

著者のひとりである赤澤かおりさんは、
雑誌の取材や料理の本などを数多く手掛ける編集者。
ハワイの本を一緒に作ることになったのは、
打ち合わせの後の雑談がきっかけでした。
どういうわけかハワイの話になり、
休みの度にハワイに行くという赤澤さんが、
その魅力を熱く語りはじめたのです。
私はちょうど友人の結婚式のために、
はじめてハワイに行ったばかり。
それまでそれほどハワイに興味がなかったのですが、
「行ってみたら楽園だった」とお話ししたら、
赤澤さんのハワイ話にさらに拍車がかかり、
とまらなくなってしまったのです。

その内容はというと、
ファーマーズマーケットのはちみつバターを
トーストやパンケーキにたっぷりつけて食べると
いかにおいしいか、
ハイアットリージェンシーホテルの
エッグベネディクトに感動して、
ほかの店も食べ歩いてみたけれど、
どれほどハイアットのものが突出しているか、
などなどじつに具体的。
私のなかでイメージがどんどん膨らみ、
話にぐいぐい引き込まれていきました。
食べ物のことだけではありません。
マリンスポーツはしないけれど、
小さなヨットで海からワイキキの街や
ダイヤモンドヘッドを眺めることの新鮮さや、
アンティークショップで古いアロハシャツや
スヌーピーの古本を探し出すことの楽しさなど、
ハワイの過ごし方として
思いがけない魅力的なものが多く、
「赤澤さんにハワイを案内してもらったら、
 どんなに楽しいか‥‥」と思うや否や、
「ハワイの本を作りたい!」と思い立ち、
すぐにご相談したのでした。


▲ハイアットリージェンシーの屋上から見た
 ワイキキビーチ。
 眺めるだけでもハワイ気分に浸れる写真が満載です。


本来、編集者というのは、
著者をサポートする裏方的な存在。
赤澤さんは長年編集者として、
多くの著者と本を作ってきただけに、
自分が著者として本を出すことに、
はじめは躊躇していました。
それでも、
「ハワイに行く友人に頼まれて、
 おすすめリストをよく作る」
「ハワイの心地よさを伝える本が少ない」
というようなことを話しているうちに、
赤澤さんの中で、本を作る使命感のようなものが
沸いてきたのだと思います。

本にするなら、10年来の友人であり、
ハワイのよさを教えてくれた内野亮さんと作りたい
ということで、ふたりの共著となりました。
内野さんは、女性誌をはじめ写真集やテレビの撮影など、
さまざまな媒体を手掛ける
ハワイ在住のコーディネーター。
ふだんはそれぞれの媒体に合わせて、
取材先を選んでいる内野さんですが、
「いつか自分たちの好きなものだけを
 まとめて本にしたい」
と赤澤さんと語っていたそうなのです。
そんなふたりが選んだのは、
最新情報でも流行りのスポットでもなく、
「ハワイの気持ちよさや優しさ」が伝わるものや場所。
それぞれの思い入れを綴るとともに、
写真でも伝えたいということで、
「ふたりが思い描くハワイを写真に写し込めるのは、
 市橋織江さんしかいない!」という、
赤澤さんの猛烈なリクエストにより、
撮影は市橋さんにお願いすることになりました。

こうして、著者ふたりと市橋さん、私の4人で、
ハワイ取材を敢行。
3週間の取材期間のうち、
私が同行したのははじめの1週間だけですが、
仕事ながらもとても楽しく、
ハワイをますます好きになってしまいました。
ふたりが選ぶ食べものはどれもおいしく、
グッズはかわいく、
そして取材で接した人々は温かい人ばかり。
「これはいい本になる!」と確信するとともに、
「いい本にしなくては」
というプレッシャーを感じました。


▲オアフ島のノースにある「カフェハレイワ」の
 朝食メニュー(5.50ドル)。
 内装はハチャメチャだけど、そこがいいらしいです。


そして、現地取材から数週間後に上がってきた
市橋さんの写真を見て、
赤澤さん、内野さんとともに感激! 
取材先で撮影した写真のほかに、
いつ撮っていたのかわからない写真も多く、
そのどれもがハワイのおおらかさを感じさせる
素晴しいものだったのです。
思い起こせば、ハワイ取材の際、
市橋さんはカメラを体の一部のように持ち歩き、
フラリといなくなっては、
市橋さんならではの視点で
ハワイと向き合っていたのだと、
感動してしまいました。


▲ハワイの夕暮れ。
 赤澤さんによるとハワイのベストシーズンは6月。
 取材も6月に行いました。空の色が違うそうです。


そんな写真のよさを存分に活かすために、
本のデザインはかなりシンプルに、
淡々とページを展開させたいと思い、
デザイナーの茂木隆行さんにご相談しました。
「シンプルに」を連呼する私に、茂木さんは
「シンプルにするにしても、
 写真とテキストだけでは寂しいのでは?」と、
英文を遊びで使ったり、
原田ゆき子さんのイラストを
アクセントとして入れることなどを提案してくれました。
茂木さんならではのアイデアのおかげで、
よりかわいい仕上がりになったと思います。

このように、赤澤さん、内野さんをはじめ、
本作りに携わった人それぞれの思いが合わさって、
『Aloha Book』という形で、
ハワイの心地よさを凝縮できたと思います。
ありがとうございました!

最後にもうひとつ、この本で大事にしたことは、
ガイドブックとしても活用できる
実用性を兼ね備えることです。
そのために、巻末のマップを作成してくれた
安田由紀子さん、
ショップデータやマップを校正してくれた
アクシィコーディネーションサービスのみなさん、
ありがとうございました!

ハワイが大好きな人はもちろん、
ハワイにあまり興味のない人にも
手にとっていただければ幸いです。
きっとハワイに行きたくなると思います。



■ お知らせ ■
『Aloha Book―
 ハワイの行くとこ、見るとこ、食べるとこ』の
出版を記念して、
写真展示などのイベントを行っています。
詳しくは、六耀社のホームページでご確認ください。


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『Aloha Book
 ―ハワイの行くとこ、見るとこ、食べるとこ
著者:赤澤かおり/内野亮
価格:1,890円(税込)
発行:六耀社
ISBN-13:978-4897375816
【Amazon.co.jpはこちら】

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postman@1101.comに送ってください。

2007-03-30-FRI

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