担当編集者は知っている。


『あなたが花になる美しい日本語』
著者:丹生谷真美
価格:1,365 円(税込)
発行:主婦と生活社
ISBN:4391131323
【Amazon.co.jp】はこちら

丁寧な語り口で、上品な本です。
こうしなさい、と高飛車に教えるというのではなく、
こうしたらどうなるでしょう?と読者へ問いかけ、
考えを促し、導いてくれる‥‥そんな素敵な1冊です。
美しい日本語を使える女性に私もなりたい‥‥
と思う方は必読!
(あ、押し付けがましくなっちゃいましたね)

では、この本を担当した佐藤さんにお話しを伺いましょう。
(ツルミ)

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担当編集者
/主婦と生活社 佐藤真由美


読むだけで、
本当にきれいになれるんです!


お金をかけず、美しくなる方法があります。
それは、美しい言葉を使う人になること。
『あなたが花になる美しい日本語』の編集作業をしながら、
何度もそう思いました。

日本語の本、話し方の本、たくさんありますよね。
既存の本が、美しい言葉を集めて手軽に身に付けられる
キラキラしたアクセサリーや
美人に「見せる」ための口紅やマスカラだとしたら、
本書は、肌にしみこむ上質なトリートメントエッセンス。
読むごとに、ゆっくりじっくり
「美しい言葉」の基礎となる「美しい心」を育てます。

折からのブームで、巷に日本語本があふれたころ
一読者として、物足りなさも感じていました。
正しさや表面的な敬語のマナーではなく、もっと本質的な
日本語の美しさを教えてくれる本があればいいのに。
そんな気持ちから、
「この人しかいない!」と、『たて書きの手紙』著者の
丹生谷真美先生に、執筆をお願いする手紙を書きました。

『たて書きの手紙』には書店で偶然出会ったのですが、
単なる手紙の書き方マニュアルではなく、
上品な語り口で、手紙の書き方を追ううちに
「美しい手紙の根底にある美しい精神」を学べる、
教養と美学にあふれた本なのです。
ちなみに、教養にも美学にもあまり縁のなかった私は、
うんうん言いながら、
3週間くらい手紙を書いてました‥‥。
(最後には、ええいままよ、と投函しました)


言葉の魔法を、ひとりでも多くの人に
体験していただけたら‥‥


取材してくださった新聞の女性記者の方が
「この本は、言葉の本というより人間関係の本ですね」
とおっしゃってくださいました。
言葉は人を、そして人間関係を作ります。

「言葉を通して、幸せな人間関係を作ることができる」
そのことは、本書が伝えたいキモのひとつだと思います。

フローラン・ダバディー氏が寄せてくださった帯文のとおり
言葉は、仕事も恋愛も幸せも手に入れられる魔法です。
私自身、本書を編集している間に、幾度となく
この<言葉の魔法>を経験しました。

不機嫌そうに文句を言うタクシーの運転手さんに
ムッとして言い返すのではなく、
きれいな言葉で丁寧にお願いをしたら
(まるでたった今後ろに美人が乗っていることに
 気づいたかのように)親切なおじさんに大変身したり、
家電量販店に、炊飯器の不具合の問い合わせをしたら
またたく間に新品が送られてきたり‥‥‥‥。


「ありがとう」や「ごめんなさい」などの
日常の言葉もおざなりにせず、
心をこめて使うことで毎日が変わります。


ある日、理不尽な上司に、かなり強い口調で
言い返してしまったことがありました。
「だって、私の言ってることは正しいもの」と思いつつ、
一応謝っておくか‥‥という気分。
「先ほどは、申し訳ありませんでした」と言おうとして、
じゃあ何が申し訳なかったのかを考えてみました。
すると、上司に非があるにせよ、
自分が事前に確認しておけば、困らずにすむことだった。
というより、内心「確認しなきゃ」と思っていたのに
それを怠っていた自分に対しても、
腹を立てていたことに気づいたのです。
「さっきは失礼な言い方をして、申し訳ありませんでした。
 私が確認しておくべきでした」
と、心から言えた瞬間、
上司に対する怒りは消えていました。

もし、これが、口先だけ「すみません」と憮然と謝り、
後で誰かを相手に口汚く上司を罵ったとしても、
決して気持ちはスッキリしないばかりか、
聞いてくれた人を不快にさせたことでしょう。

もちろん、逆の失敗例もありますが(修行が足りません)、
『あなたが花になる美しい日本語』を編集したおかげで
たくさんのことに気づくことができました。

上がってくる原稿は素晴らしく、
装丁はデザイナーさんにイメージどおりのものを
仕上げていただき
(「かわいい」「きれい」という賛辞を
 こんなに浴びたのは初めてです!)、
担当編集の私がしたことと言えば‥‥。

恥をしのんで、時には電話で真っ赤になりながら、
著者には常識であるところの古典や和歌、歴史、
日本文化の一般教養全般にわたり、
やや難解と感じる箇所を、
さらにひらたく説明していただきました。
私でもスラスラ読める、
わかりやすい!状態にしておきましたので、
古文は苦手、なんて方にこそおすすめです。

それから、
少しの時間でも手にとって、
パラパラと眺めていただきやすいように、
数ページ毎に見出しを立てました。
こまめにハンドクリームを塗るように、
慌しい毎日の中でも、
心と言葉に潤いを与えてあげてください。

この本がひとりでも多くの方の手に届き、
読んだ方が美しく幸せになってくださることを
心から願っています。

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『あなたが花になる美しい日本語』
著者:丹生谷真美
価格:1,365 円(税込)
発行:主婦と生活社
ISBN:4391131323
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担当編集者さんへの激励や感想などは、
メールの題名に本のタイトルを入れて、
postman@1101.comに送ってください。

2005-10-14-FRI

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