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6月7日の「じゅんの恩返し その9 笑福亭仁鶴さんは ビートルズみたいだったんだよ。」で、 みうらじゅんさんが 「ほんとにふるえるくらいの大スターです。」 と紹介された笑福亭仁鶴さんのご本が、 33年ぶりに出版されました! なんといっても、感激したのが、 この本のために書き下ろされた 仁鶴さんが半生を語った「脱衣所」コーナー!! 人生の岐路に立たれたときの、 仁鶴さんのご判断や深い考え方に、 勉強をいっぱいさせていただきました。 ほっこり温かい気持ちになるとともに泣けました。 第一線で活躍し続けるその理由‥‥ 判断基準・誠実さ・勘所・気迫・優しさ・強さといった 根っこの部分に触れられるこの本を企画された 担当編集者の浅川さんにお伺いしました。 (「ほぼ日」弥絵) ************************************ 担当編集者 /主婦と生活社 編集第一部 浅川 哲 笑福亭仁鶴師匠といえば 上方落語の重鎮であり、 NHK『生活笑百科』の相談室長で お馴染みだと思います。 四角い笑顔の仁鶴師匠、 33年ぶりの単行本ができました。 『仁鶴湯』は、吉本興業発行の情報誌 『マンスリーよしもと』の連載 「仁鶴のつれづればなし」を単行本化したものです。 連載は、日々の雑感を綴った随筆で、 落語家独特の視点あり、 ちょっとした雑学ありで、 仁鶴師匠が毎号、書いては破り、 書いては破りを繰り返した力作です。 なによりの魅力は、 耳慣れない古きよき日本語たちが 自然に使われているところです。例えば‥‥ 『デボチンにかけた眼鏡』 『冷や汗併せて三斗』 『ベタベタのぶっちゃけでもなし……』 などなど、古典落語のような表現がとっても楽しい。 落語家さんにとっての日本語は商売道具だとはいえ、 喋ると書くとでは勝手が違うのに、 文章のリズム、言葉選びは、さすがの巧さです。 こんな言葉たちが穏やかーに、心優しーく、ささやかーに 生活の機微やら、小さな提言を語っていて、 読んでいてとっても心が温まります。 まるでお風呂に浸かってるかのように。 だから『仁鶴湯』。 そして、仁鶴師匠の本を作るのであれば、 やはり、その胸に秘められた数々のドラマを 紹介しないわけにはいかないだろうと、 半生を振り返った語り下ろしコーナー、 『脱衣所』を設けました。 仁鶴師匠が、現在の明石家さんまさん、 ダウンタウンさんも凌ぐほどの 超人気タレントだったことは、 今ではあまり知られていません。 「テレビの視聴率を5%上げる男」 と呼ばれた仁鶴師匠の半世記、 少年時代から吉本興業特別顧問就任まで、 たっぷり語っていただきました。 -------ココで本文少し紹介------ 傲慢に聞こえてしまうかもしれませんが、 元気で思う通りに喋れてた時代、一瞬やけど、 どの仕事現場に行っても お客さんが呆れるほど笑うんですわ。 すべてが、つるつるつるつると巧い事いってるわけ。 と、演っている僕はどう思うか。 空しいんです。生きてるという事が こんなに楽やと思うたら 生きる元気がなくなってしまうんでしょう。 ある時期、傲慢と言えば傲慢やけども、 そんな事を感じていた時期が確かにありました。 だからねぇ、何かこだわるもんや、 解決をしなければならない命題があるという事こそ、 生きてるという事なんでしょうな。 ------------------------------- 本書には、落語の“やり方”、人生の“やり方”、 一つの芸事を40年以上続けた男の金言が、 たくさん埋まっていると思います。 表紙デザインは、題字・イラストがしりあがり寿さん という不思議なコラボレーションとなりました。 しりあがりさん抜擢の発案者であり、 アートディレクションを担当した マイク・スミスさんが、 代々木『ぶう亭』で閃いたという情緒あふれる装丁です。 腰巻き(帯)の上から少年の半ケツがチラ見の ローライズ・デザインになっています。 ぜひとも、書店店頭でご確認ください。 ************************************
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2005-06-28-TUE
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