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| 担当編集者は知っている。 |
NHKの朝の連続テレビ小説やCMに出演し、 最近テレビでよく見かける、いしかわじゅんさん。 大のマンガ好きのマンガ家さんとして有名で、 NHKの「BSマンガ夜話」のレギュラーとして、 岡田斗司夫さん、夏目房之介さん、大月隆寛さんと共に、 辛辣な批評を繰り出されています。 「このマンガ家は絵がへた!」と容赦なく言い放っても、 言われた本人や見ている方がいやな気持ちにならないのは、 いしかわさんの根底に 「それでも好きだ! とにかく好きだ!」という 気持ちがあるとわかるから。 この「業界の濃い人」も同様で、 40人以上のメジャーな作家さんたちの暴露話満載で、 そこまで言うか?! の連続なんですが、 読後感はいたって爽快。思いっきり笑えます。 文庫化にあたり、さらにパワーアップした本書の秘密を、 担当編集者の津々見さんにお伺いしました! (「ほぼ日」弥絵) ************************************* 担当編集者/角川書店書籍事業部 津々見潤子 みなさんの学校や職場やご近所さんに、 すごく口が悪いんだけど、その人にからかわれたり、 ばっかじゃないのー?! などと言われたりすると、 実はちょっと嬉しい。 そんな男性がいませんか? 全然やさしいことを言うわけではなくて、 むしろ、おまえその髪型変だよー、とか ズバズバ突っ込んでるのに、 なんだか妙に女の子にもててたり。 いしかわじゅんさんは、まさにそんな人です。 本書は「業界」と呼ばれる世界で生きる人々と いしかわさんの交流を真っ正直に綴ったエッセイです。 真っ正直、というのがミソです。 他の人なら、そ、そ、そんなこと言えないよ‥‥、 ということも、何のためらいもなくスコーンと 言ってしまうのがいしかわ式。 最近本を出された、ある著名な女性作家さんに お金を貸していまだに返してもらってない話とか、 別の人気女性作家さんのスカートを見て、 「それ、葬式の風呂敷みたいだな」と面と向かって 言っちゃう話とか。 あの新宿鮫シリーズの大沢在昌さんをして、 あそこまで書く?! と言われたという曰くつきなんですから。 そして、なんと言っても極めつきは、 詩人で、数多くの校歌や市歌を作詞した 宗左近さんについてのエッセイです。 これは「編集会議」という雑誌に掲載されたもので、 会社や電車でこれを読んだ人は、爆笑をこらえるために 腹筋が痛くなった、というくらいに強力なものです。 いしかわさんは、これだけを元に1冊書き下ろそう、 と思っていたようですが、それを待っていたら いつになるかわかりませんので、なんとかお願いして、 この文庫に収録させてもらうことになりました。 (いしかわさんはこの文庫が出た今でも、 やっぱりもったいなかったな、と言ってます。 そのくらいおもしろいエッセイなのです) ちょっとだけご紹介しましょう。 市川市には、市制65年を記念して作られた 『市川賛歌』という歌があり、 宗左近さんが作詞されています。 「ちょっと歌詞を見てみようと、リンク先を開いて」 いしかわさんは「腰を抜かし」ます。 そこには、「少女の乳首の尖きに富士とがり」という 歌詞がありました。いしかわさんは、こう書きます。 「市の賛歌なのに、いきなり乳首である。 それも少女のだ。 ついでに尖っている。 個人的にはちょっと嬉しいが、 そういうことではない」 どうでしょう?! これが読まずにおられましょうか。 続きはどうぞ本書でお楽しみください。 *************************************
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2005-06-22-WED
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