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| 担当編集者は知っている。 |
「松田正平きまぐれ帖」、 なんともシンプルで贅沢な本である。 画家である松田氏の書を中心としたモノクロの本。 本を出した、阿曽氏の構想ん〜十年。 編集に一年近くかかった。 「オモウような本をおもいっきり創りたい」との 阿曽氏の要望より、自費出版という形をとった。 古美術商である阿曽美術より2003年出版。 その時に遊び心いっぱいに「阿曽美舎」と命名。 ちなみに私は、取材やら編集の手伝いやらで 貴重な経験をたくさんさせて頂き、 松田正平氏の魅力にどっぷりと浸からせて頂いた。 この本を出版した阿曽氏は15年ほど前、 松田氏から頂いた巻紙のお便りの書跡に 魅せられたという。 自由自在の線。 一幅の白描画の趣きをたたえていたという… 「あなたの好きなようになさい」この言葉は、 松田氏が本を創る時に励ましと信頼を込めて いって下さった言葉。 もちろん、普段からよく言われる。 「あんたがたの良いようにしなさい。」と。 さらにこの時は 「あんたがた、破産しても知りませんよ。」 「私はなんにも口を出さないから‥ 出来上がってからいいますよ。」と、 大きな声で笑っておっしゃた… こんな、ユーモアたっぷり、 何でもお分かりなのにそしらぬ顔をされるところが、 美術評論家でもあり画廊主でもあった 洲之内徹氏が「正平さんは、たぬきだから…」 と、いった所以であろう。 この「きまぐれ帖」に出てくる書の言葉は すべてこちらから頼んで書いて頂いたものです。 常に松田氏にあった言葉を選びます。 時にはお話をしている中での印象深い言葉を 書いて頂いたりもします。 本は、春夏秋冬とフランス時代の流れで 言葉を載せています。 写真も春夏秋冬。 二ヶ月ごとに松田氏の山口宇部に伺い 写真を撮りました。 「書を中心とした本を創りたい」という想いは、 「線のおもしろさ、美しさを全面に出したい」 という事でした。 「線」。 これが、松田正平氏の生き様を 語っているからです。絵描きの字。 たんなる書の本ではなく、 松田正平そのものが滲みでるような本にしたいと、 こだわりました。 モノクロですが素描も載せています。 黒と白と線。 研ぎ澄まされた中に温かみと豊かな色彩を感じます。 紙も編集者が「一度、この紙を使ってみたかった…」 という、風合いの良い上質紙。 松田氏のファンでもあるという 山田洋次映画監督からも御寄稿頂きました。 心温まる文章です。 なにより松田正平氏自身に 素晴らしい作品集を観て頂きたい!という強い想いで、 ぎりぎりまで妥協せず、差替えなど編集も 毎夜遅くまでつめて仕上がったのです。 このような形での本は最初で最後と自負しております! 残念ながら、書店には置いてありませんので お近くの方はぜひ、銀座にいらした際に 阿曽美術にお立ち寄り下されば、 見本がございますので手にとって御覧下さい。 以下のホームページでも御覧頂けます。 http://www.asobi-jyutsu.jp/ 松田正平氏と同時代を生きている事に 感謝と誇りを感じつつ… 「ごくらうさま」を皆様に… きまぐれ帖のどこかに隠されている言葉です。 書店には置いておりませんので、直接 阿曾美術までお問い合わせ下さい。 購入御希望の方は、お名前、ご住所、お電話番号、 希望冊数を御記入の上、 ファックス(Fax.03-3564-2209)もしくは、 メール(asobi-jyutsu.923@ae.wakwak.com)にて お申し込み下さい。 確認の上、郵便振り込みの用紙を入れて発送致します。 尚、別途送料が600円かかります。 (ご購入の窓口は「ほぼ日」ではありませんので、 ご注意ください) |
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メールの題名に本のタイトルを入れて、
postman@1101.comに送ってください。
2004-01-15-THU
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