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| 担当編集者は知っている。 |
ほぼにちわ、シェフ武井です。 この『ファイヤーキング マグ図鑑』 という本のことを知ったのは、 「ほぼ日」に来た1通のメールからでした。 それは「山下哲さん」という、 この本の著者からのもの。 こんなメールでした。 おぉ、なんと、ゴキゲンなメール! (キーボードを打ちながら、山下さんが にっこにこしているのが目に浮かびました) 届いた本をめくると、やっぱり思いっきり ゴキゲンな本だったのです。 ソフトカバーで、ビニールカバーがついてて、 大きすぎない判型(小さすぎもしない)、 そして「かわいい」のに「ファンシー」じゃない。 たしかにマニアックなんだけれど、 けっして「おたく」っぽくも、ない。 とても素敵な本なのです。 なんていうんだろう、僕はファイヤーキングのことは ぜんぜん知らなかったのですが 「好きなアメリカ」の匂いがする気がしました。 ぼくはこの「山下哲さん」という人に すごく興味がわくのと同時に、 まずはまずは、この本をちゃんと紹介すべく 担当編集者に原稿を依頼したのでした。 長い前置き失礼。では、どうぞ! ●担当編集者/大西香織 青山とかのしゃれたカフェではなく、 東京都下の地元の人が憩う喫茶店で、 山下哲さんが言いました。 「ファイヤーキングって知ってる?」 いい名前だな、と思いました。 3年くらい前のことです。 ファイヤーキングは、 アメリカのアンカーホッキング社というメーカーが、 1940年代〜70年代にかけて大量につくっていた ミルクガラス製の食器ブランドのこと。 それが時間と空間を超えて、21世紀の日本で 売ったり買ったりされているというのです。 なかでもマグは種類がたくさんあって、 山下さん(←コーヒー通)は、 その日の気分で選んだファイヤーキング マグで コーヒーを飲むと幸せになれる、 とうっとりまなこでした。 他人の幸せ、眺めてるだけじゃおもしろくない、と いそいそと出かけていったスーパージャンクショー (年2回、東京タワーボウルで開催される コレクティブルズショップがたくさん集まるイベント。 ファイヤーキングもたくさん売られている)で、 さっそく私もファースト・ファイヤーキングをゲット。 以来、そのなんでもないたたずまいと ミルクガラスのそこはかとない透明感を眺めながら カフェオレ飲んだり、牛乳飲んだり、うがいしたり… するようになりました。 ファイヤーキングについていろいろ調べていくと、 3分で描けちゃったでしょみたいな ヘッポコポップなプリントものから、 おなじみアメリカン・キャラもの、 50年前につくられたなんて信じられない モダンなパターンやロゴものまで‥‥ あれもこれもファイヤーキング。 そんな節操のなさを、本でそのまま一気に見せたくて 「図鑑」をつくることにしました。 山下&大西が買い集めたマグだけでは 質・量ともに足りず、 コレクターさんやショップの方々に 多大なご協力をいただきました。 まだ版元が決まっていないときから 電話1本で、大きなリュックを背負って 突然押しかけたでたらめなふたりを、 内心さぞ怪しんだことと思いますが、 それでもこころよく大切なコレクションや 商品を貸していただけたときは、ちょっとホロリ。 そして山下さんは、まだ見ぬマグがあると聞くと、 いてもたってもいられず、 国内なら深夜バスで駆け付け遠征。 ネットで知り合った本場アメリカ在住の方から、 わざわざ航空便で送ってもらって 撮影したマグもあります。 そんなふうにして集めた857の ファイヤーキング マグをせっせと分類、 雑貨心のあるデザイナーさんの職人芸を経て、 この本ができました。 さて、コレクターさんは、 この図鑑をなめるように見て、 持っていないマグがあれば悔しがって、 それから今後のコレクションの励みにしてください。 この本で初めてファイヤーキングを知った方は、 欲しいマグをチェックして、 急いでネットやショップへGO! 国内では初のまるごと一冊ファイヤーキング本、 そして世界でいちばんたくさん ファイヤーキング マグが載っている本、のはずです。 この本がファイヤーキングのように 丈夫で長もちするように、 ビニールカバーをつけました。 末長いおつきあいを、どうぞよろしく。 |
担当編集者さんへの激励や感想などは、
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2003-09-19-FRI
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