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フォーサイト別冊
『次の10年に何が起るか--夢の実現か、悪夢の到来か』

著:フォーサイト編集部
本体価格:1900円(税別)
担当編集者/新潮社フォーサイト編集部 原宏介
「未来予測」の難しさは言うまでもないことでしょう。
例えば10年前、あのバブル経済の絶頂期に
誰が今日の日本の長期的な低迷を予見し得たでしょうか。
逆に当時は日本に逆転されたと言われたアメリカが、
空前の反映を謳歌し、経済的にも政治的にも
軍事的にもまさに「一人勝ち」の状態で、
21世紀を迎えることになるとは−−。
「神ならぬ身のわれわれには知る由もなかった」
と言ってしまえばそれまでなのですが、
「神ならぬ身」のわれわれにも、
何とか未来を知ることができないか。
少なくとも未来を予見する手がかりを得ることは
できないか−−、
これが、本書『次の10年に何が起こるか』の主旨です。
予測の対象となる「未来」をあえて
「次の10年」に限定したのも、
それ以上先のことになってしまうと、
たんなる「絵空事」になりかねない、と考えたからです。
2001年も2099年も
同じ21世紀という枠組みで括ってしまうのは、
いかにも乱暴なのではないでしょうか。
本書の中でシミュレーション小説の大家である
作家の水木楊氏が、
「未来予測のススメ」と題した一文を
お書きになっているのですが、
「未来予測」の秘訣について
「できるだけ悪い未来を考える」
ということをおしゃっています。
「最悪の未来」となる原因を突き詰めることで、
自然と最悪を回避する対策を考えることができる、
というわけです。
それから、もう一つ重要なのは、
「未来予測」はいろいろな次元で存在する、
ということです。
「自分の未来」「家族の未来」「会社の未来」
「国の未来」「世界の未来」−−、
「様々な未来」がそれぞれ複雑な連関を持って
「未来」総体を構成しているわけです。
漠然と「未来」といわれても、
なかなかイメージが湧かないでしょう。
しかし、「自分の未来」という
身近なレベルの延長線上で
より大きな枠組みの未来を考えたり、
また、自分が興味を持っている事柄について
その展望を考えたりするうちに、
「未来」というもののイメージが
かなり具体的になっていくのではないでしょうか。
例えば「日本のプロ野球の未来」というテーマで
予測してみましょうか。
プロ野球についていえば、
最近もっとも大きな話題は、
「ON対決の日本シリーズを長嶋巨人が制した」
ことでしょう。
また、「オリックス・イチロー選手の大リーグ挑戦」も
注目を集めました。
「大魔人・佐々木投手の大リーグでの大活躍」も
大きな話題となりました。
さて、こうした要素を元に
プロ野球の未来を考えていくと、
確実に言えることは、
1.財力と人気のある巨人の一人勝ち傾向がさらに強まる
2.セリーグにくらべてパリーグ弱体化が進む
3.パリーグを中心にスター選手の大リーグ挑戦が
さらに増える−−
ということです。
こうした傾向を放置すれば、
数年後にはパリーグ自体の存続が危なくなることも
十分に考えられます。
一方、セリーグにしても巨人の優勝ばかりが続けば、
自然とファンの野球離れはすすむことになるでしょう。
そうなれば、松井や高橋など、巨人の人気選手ですら
大リーグへ取られてしまうかもしれません。
日本のプロ野球の人気と実力を維持するために
一つの方法としては、経営基盤の弱った
パリーグのいくつかのチームを整理した上で、
現在東京と大阪に偏ったチームの配置を是正し、
10チーム程度で1リーグとすることが考えられます。
果たして数年後日本のプロ野球は
どうなっていることでしょうか。
ちなみに本書では
「日本のプロ野球が大リーグに吸収されるか」
という予測をしています。
その答えは「YES30%」となりました。
みなさんは、どうお考えでしょうか。
もちろん、「スポーツ」ばかりではなく、
「国際政治・経済」「国内問題」「株価」
「IT・インターネットの展望」「バイオ」
「科学」「エネルギー・環境問題」まで、
様々なジャンルから80の質問を立てて、
「次の10年」を予測してします。
また、Foresight編集部が注目する
「今後10年を動かす日本と世界の80人」を
リストアップし徹底解剖、
さらに、作家塩野七生氏を始めとする、
日本の賢人たちが
「混迷の時代を生き抜くサバイバル術」を伝授します。
世界最大のメディアグループを率いる
スティーブ・ケースAOL会長の独占インタビューも掲載。
企画盛りだくさんの、
Foresight別冊「次の10年に何が起こるか」
全国書店にて発売中です。
是非ご一読下さい。
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