第38回 〜ゴールデンウイーク! 虫と過ごそう特集2〜
昆虫館へ行く? 読書で過ごす?

ほぼにちわ。
4月も半ばになると、
過ごしやすい陽気が続いておりますが、
みなさまのところではいかがですか?

さて、先週から、
虫好きならではの連休を過ごそう!
というテーマで、
みなさまからいただいた
おすすめの昆虫館や虫に関する本などの情報を、
今週もご紹介していきたいと思います。
昆虫館、やっぱり見直すべき!
と思ってしまいました。
連休のお出かけの参考にしてくださいね。
では、どうぞ〜。


北九州市にある「ほたる館」。

北九州市小倉北区熊谷には、
「ほたる館」があります。
シーズンでなくても
「ホタルの折り紙教室」なんかやってます。
(ちゅんちゅん丸)
 
★北九州ホタル館(公式HP
 所在地:福岡県北九州市小倉北区熊谷2-5-1
 開館時間:午前9時〜午後5時
 入場料:無料
 休館日:毎週火曜日・年末年始
     (火曜日が祝日の場合はその翌日)

ホタルといえば、6月頃から7月にかけての風物詩。
そろそろホタルの時期も近いので、
「ほたる館」で飼育しているホタルや、
水辺の生き物たちも、
ざわざわしてくるのではないでしょうか?
屋外にも、ヘイケボタルやメダカがすめるような
小さな田んぼをつくっていたり、
様々な生き物がすむ小川では水遊びもできたり、
これからの季節にぴったりの癒しの場所かも!
ホタルの光は、癒し効果もあるそうですよ。


箕面市の「箕面公園昆虫館」。

大阪府箕面(みのお)市の、
阪急箕面駅から箕面の滝までいく途中、
竜安寺近くに昆虫館があります。
箕面の滝には50回以上行っていますが、
昆虫館はのぞいたことがありません。
よかったら代わりに見てきてください。
(おいわ)
 
★箕面公園昆虫館(公式HP
 所在地:大阪府箕面市箕面公園1−18
 開館時間:午前10:00〜午後5:00
      (入館は午後4:30まで)
 休館日:火曜日が休館
 (祝日のときは開館し、翌日が休館)
 入館料:大人270円(団体190円)
     中学生以下無料 ※団体は、30人以上

場所を調べてみたところ、
箕面市にある「明治の森国定公園」の中に、
さらに「府営箕面公園」というのがあって、
「箕面公園昆虫館」はその公園内にあるようです。
大都市近郊にありながら、
およそ1100種の植物と3000種の昆虫がいる、
豊かな自然が残る公園には、
四季を通じて多くの人々が訪れるとのこと。
おいわさんが50回も行くほど魅力のある
「箕面の滝」も近いので、
昆虫館へ行く時は、滝への寄り道もいいですね!

昆虫館の展示で一番気になったのは、
「音・におい・光BOX」の展示。
昆虫のコミュニケーションの方法である、
鳴く、匂いを出す、光を出す、など
BOXに手をかざすとスイッチが入り、
昆虫の発する音や、匂いなどの装置が動くそう。
虫の匂いって、どんな匂いなんでしょうね?!


昆虫館といえば、
「広島市森林公園こんちゅう館」。


ここの昆虫館にある、
パピヨンドームと呼ばれる所は、
蝶がぱたぱたと飛び回り、
たぶん蝶嫌いな人には、
地獄絵図のような程の場所です。

ただいまwebカメラで
昆虫の動きをチェックしようという企画もあり、
HPでチェックできるようです。

あと、毎年「食べられる昆虫」ということで
各地で食べられている昆虫を試食させてくれる
体験会があったりして、
地元のテレビ局がいつも取材に来ています。
(ゆんゆん)
 
★広島市森林公園こんちゅう館(公式HP
 所在地:広島市東区福田町字藤ヶ丸173
 開園時間:午前9:00〜午後4:30
 休園日:水曜日(水曜日が祝日の場合は翌日)
     年末年始
 入館料:
 ・一般:大人(18才以上)500円
     /小人170円
 ・団体(30人以上):大人(18才以上)420円
          /小人130円
 ※幼児は無料です。
 ※小・中学校の児童生徒が学校教育活動として
  利用するときなどは、入館料の免除があります。

今、この昆虫館では、
「春のハチミツフェスタ2006」を
5月7日まで開催中とのこと。
ハチミツの試食ができるそうで、
新鮮な感じがしておいしそ〜!
食べられる昆虫試食会は、
「愛されない虫の広場R」担当のシェフに、
おすすめしておきますね!
つい、食べ物の話ばかりになってしまいましたが、
常時50種2000頭以上の生きた昆虫を展示していて、
つまり、とてもでっかい昆虫館のようです。
外国産の生きた珍しい昆虫も見られるそうですよ。

広島市森林公園の中にある昆虫館なので、
お弁当を持っていくのもいいですね〜。


東京にある「諏訪クワガタ昆虫館」。

私は吉祥寺に住んでいて、
近くに小じんまりとした、
良い昆虫館があるのでお知らせします。
名前は「諏訪クワガタ館」という名前の昆虫館です。
以前は名前の通り長野県諏訪郡にあったのですが、
嬉しいことに2000年に三鷹に引越してきました。

井の頭公園・三鷹の森ジブリ美術館にも近く、
ゴールデンウイークの一日を過ごすには、
中々良いと思います。

井の頭動物園
 ⇒井の頭自然文化園
   ⇒諏訪クワガタ館
     ⇒三鷹の森ジブリ美術館
を一通り見て回ると、自然好きの家族なら
満足出来る休日間違いなしです。

詳しくは僕のホームページに掲載していますので
参考にしてください。
(usukisirocyou)

こういう個人経営の昆虫館については、
なかなか知る機会がないので、
メールをくださってありがとうございます!
usukisirocyouさんのホームページを拝見したところ、
館長の自宅の1階にある展示室では、
国内に生息するクワガタ約37種が、
全て網羅されていたり、
海外のクワガタ、カブトムシなど
約250種、500頭を展示されていたりと、
中味の濃い展示のようです。
usukisirocyouさんおすすめのコースは、
とても魅力的なので、
虫が苦手な家族や恋人でも、
誘えばきっとOKしてくれると思います!


虫好きな人向けの本と、
愛されない虫の広場(R)ファン
必読の書。


「昆虫鑑識官ファーブル」というマンガは、
虫が好きな人、好きになりたい人。
刑事ものドラマが好きな人、好きになりたい人。
人が好きな人、好きになりたい人。向け、です。
少なくとも、ボクはこのシリーズが好きです。

★ビッグコミックス
「昆虫鑑識官ファーブル」1〜4巻

また、虫好きならではのお勧めの本、とあって、
「目黒寄生虫館」のお話があらば、
この本は、はずせませぬ。

★「寄生虫館物語−可愛く奇妙な虫たちの暮らし」

単行本はこちら
出版社:ネスコ(ISBN4890368760)

文庫版はこちら
出版社:文芸春秋(ISBN4167660091)

愛されない虫の広場(R)ファン必読の書、
と言えましょう。
これを書くにあたって、
久しぶりにネスコ版を読み、堪能いたしました。
(すいみん)

「昆虫鑑識官ファーブル」は、
昆虫鑑識官が法医昆虫学を駆使し
事件の真相に迫るミステリー‥‥。
読んだことがなかったのですが、
面白そうなので早速購入しました。
連休に実家に帰省する際、
新幹線の中で読みたいと思います!

「寄生虫館物語」は、写真があるのかな‥‥?
と、ちょっと躊躇してしまったのですが、
「愛されない虫の広場R」担当のシェフに、
プレゼントしたいと思います〜、うふふ。
 


連休に読む本シリーズに
加えたくなる絵本を見つけましたよ!


「ごきぶりねえさんどこいくの?」
詩の国イランの絵本2
(ブルース・インターアクションズ)
文/M.アーザード(再話)
訳/愛甲恵子
絵/モルテザー・ザーヘディ


「主人公がゴキブリ?!」
と、びっくりして手にとったこの本。
でも、イランでは、
昔からよく知られているお話しなんだとか。

おかあさんと一緒に暮らしていた
「ごきぶりねえさん」が、
ある日、おかあさんに別れを告げて旅立ち、
その旅の途中にたくさんの
虫や動物に出会っていくお話しです。
1000足のムカデの靴を縫うテントウムシのくつ屋や、
誘惑のあやしいクモ‥‥など、
行く手にはいろいろなことが待ち受けています。


何の虫??!!

訳者の愛甲恵子さんのあとがきによると、
イランの絵本に出てくるテントウムシって、
たいてい「くつ屋」をやっているんだそうです。
なぜかというと、テントウムシは、
ペルシャ語で、
「キャフシュドゥーザク」(くつを縫うもの)
という意味があるからとか。

絵本って、それぞれの国の生活や風土、
大切にしていることが、
自然とにじみ出ているものなのかもしれませんね。

「むしむしえほんおはなし会」があります。

「ごきぶりねえさんどこいくの?」のほか、
虫を扱った絵本数冊のよみきかせや、
虫を扱ったクイズもあるそうです。

5/4(祝・木)午後2時から(30分ほど)
「むしむしえほんおはなし会」
丸善・東京丸の内本店3F 児童書売場特設会場

2006-04-23-SUN



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