Re:
【り】


説明

掲示板やメールのメッセージに対する返事に
新規に表題を付けない場合、「Re:」という文字列が
古いタイトルの頭につきます。
(すずきあらた)

あんなことこんなこと

インターネットの世界の定説
「re」という言葉は
英語の「response」や「reply」の略ではなく
英語のre「〜に関して/〜の件」
(略語ではなくこういう単語があります) あるいは
ラテン語の「事柄」であるresまたはreからきた
というのがインターネットの世界では定説になっています。
(すずきあらた&k@ss.)

電子メールのフォーマットについてまとめた
RFC2822 という規格書に次の記述があります。
「3.6.5. Informational fields」より:

When used in a reply, the field body MAY start with the
string "Re: " (from the Latin "res", in the matter of)
followed by the contents of the "Subject:" field
body of the original message.

→返信で使われると、そのフィールドボディは「Re:」
ラテン語の「res」、「〜について」から)で始まるかも
しれない(MAY)。

(k@ss.)


でもしかし:
電子メールを転送(Forward)するとき、
アタマにFwって付きますよね。
でも、Fwという英単語は無いようです。
つまりFwの場合は「Forwardの略」以外の解釈が
見あたらない。
とすれば、Reも「Reply(あるいはRegarding)の略」
と考えた方が自然な気もするんですが、どうでしょう?
(koh)


私は今IT講習で講師をしてるんですが、
自信たっぷり
「Re:はレスポンスの略ですよ〜」と教えてまして(^^;;;)
どうしよう……
(榎本 崇


英語圏の意見:
多分ですが、“REGARDING”だと思いますよ。
英語圏に住んで仕事してると毎日使います。
〜に関して、とか、〜について、という感覚の時に
もっとも使われる言葉です。
ああ、いやな気分になってしまいました。
なんか、自慢げじゃないですか。
やだやだ、やっぱ出すのやめようかな。
(masa)


英語圏の意見(2):
本場(?)といっても、ここはオーストラリアなんですが、
(イギリスでもアメリカでもない、
オージーイングリッシュです。)
私は意識して読んだことなかったけど、
考えてみれば「リ」だろうなーと思って、
会社の同僚(オージー)に聞いてみたら
やっぱり「リ」
(でもこの場合の発音はRのまき舌)
でした。ついでに
regarding の『Re』と一緒よ」と教えてくれました。
ちなみに、また英語の国語辞典(?)で調べてみたら、
「リ」または「レイ」でした

(マルサ)

英語圏の意見(3):
以前勤めていた会社で、
毎日アメリカのオフィスとファックスのやりとりを
していました。使用するのは貿易英語で、
ビジネス用に簡素化されたものです。
用件を丁寧に書くときは、
In reference to ・・・・・(件)・・・・・』
と書きますが、急いでいる時や、
その用件が何度も繰り返してやりとりされた時は
『Re; ・・・・・(用件)・・・・・』
と略して書きます
『In reference to 』
または、『with reference to 』と表記することもあるよう
ですが、これは『・・・・・に関して』の意です。
『Re;』の発音は『リ』でよいと思います。
(金子ケイ)


REという語について
私はネイティブではありませんが、
REはRespond(返答、返信*名詞はレスポンス)やReplyを
容易に連想させると思います。
手元のコンサイス・オックスフォード・ディクショナリ
(1982年度刊行セブンス・エディション参照)によると、
REはラテン語をルーツとし大きく分けて
backagainの2つの意味があるらしいのですが、
メールで使用される場合は
backの意味合いで使われているようです
リアクション(アクションに対する反応)の「リ」も
backの意味。サンプルを列挙します。

過去に起きた出来事を思い出す
(remember/ reminisce/recall)。
一つ前のアクションに対する反応や対応
(return/respond/recieve/reject/refuse)
これまでのことをまとめて書き報告する
(report)
以前の正常な精神状態へ戻る
(relax/relieve)

ちなみにagainの方は日本語として日常的に使われている
言葉がたくさんあります。
リニューアル(刷新、一新)のリ、リフレッシュ(新風を吹
き込む)のリ、リサイタル(再演)のリ、リストラ(再組織
化)のリ、リクエストのリ、リピートのリ、リデザインのリ、
リメイクのリ、等です。
(sudden pen)