常時接続
【じょうじせつぞく】


説明

読んで字のごとく常にネットワークに接続されている状態を
指す。20世紀末頃からよく聞かれるようになった言葉。

従来のダイアルアップでも、電話を切らなければ
常時接続だが、普通そのような場合には使わない。
主にISDN, CATV, ADSL 等の中高速通信手段と、
せいぜい月に一万円を限度とする通信料金をセットにした
ものが、普通の人にとって思い起こされるイメージ。
ダイアルアップからこうした「常時接続」に移行すると
世界が変わる。
(ひろし)

関連する語句

ダイヤルアップ接続:
必要なときだけインターネットに接続する
接続形態。

ADSL

用例

「ADSL の常時接続になったんだよ」

→高速ネットワーク接続技術 ADSL を用いて
インターネットに常に接続している状態になったよ。
電話代を気にしないでデータもどんどん送れるから
大きな写真や、音楽、ビデオだって気軽に送ってね。

(ひろし)

あんなことこんなこと

利用者の声

フレッツISDNの場合:
常時接続でほぼ日はとても見やすくなりました。
ほぼ日は文章中心で1ページ2〜3分で読めるので
切断して再度接続するのが面倒でしたが
もはやその必要がありません。
しかし、目的の情報を探したり、絵や写真を見る事について
はあまり変わりません。
インターネットをしつつ接続時間を気にしていたストレス
からは完全に開放されます。
世界が変わったという感覚はあります。
あと、フリーソフトが格段に利用しやすくなります。
お金かけずにいろんなこと出来るんだなーと
感心してしまうくらい便利です。
(inage)

CATVの場合 その1:

現在使用してますが快適です。
但し、相手のサーバーの能力次第ですが…。
テレホーダイタイムの混雑状況が実感できます。
(じんげん)

CATVの場合 その2:

1)webアクセス、ダウンロードのスピード
メチャ速いです。会社で使っているよりも速い感じ。
(某情報通信系企業勤務)
WindowsUpdateなどガンガン出来ます。
でも、World-cupチケット予約など、サーバ自体が混雑して
いる場合は遅いです。
2)メール
メールアカウントは1個だけ標準で付いてます。
月1000円追加すると、最大5個まで増やせます。
他プロバイダのメールも送受信できます。(注意:出来ない
プロバイダもある。)
ちなみに、so-netは送受信可能。dream-netは受信のみで
送信できない。
出張先、旅行先など自宅以外でメールを受けたい場合は、
ダイヤルアップの費用(月320円)を払うより、
他プロバイダのメールに転送して受信する方がお得。
アクセスポイントも豊富だし。
たとえばInfoSphereの月200円のメールアカウントを使う
とか。
3)料金
もともとTVサービスを受けてました。月3800円
それにインターネット接続を追加すると
合計で、月7000円(税別)
当然、定額制。パソコンやケーブルモデム等の電気代だけ
です。
インターネットだけだと月5200円です。
あと初期費用で工事費が必要。(工事内容による。)
集合住宅の場合はケーブル会社へ問い合わせが必要。
回線を複数PCで共有することも出来るらしい。
(HUB等が必要)
あと、10万円くらい工事費を追加すればBSデジタル放送も
見られる。 (チューナ不要)
4)これは出来ない
UDPを使うネットワークゲームとかは出来ません。
他にも利用できないプロトコル、アプリケーションが
あるようです。
参考 → http://home.catv.ne.jp/faq/faq_index.htm
(hirofu)

CATVの場合 その3:
ちょうど一年前から、私の住んでいるトコロで
CATVがインターネットサービスをはじめました。
それまでは、電話にテレホーダイなどを組み合わせて
インターネットしていました。
私は、パソコンの解説書を書く仕事をしています。
作業のほとんどは自宅で行います。
資料集めは、ほとんどインターネットで済まします。
大量の画像を掲載するような本を書く場合には、
電話回線だと、スピードも遅いし、電話代も相当なモノに
なっていました。
それが、常時接続になってからは、時間もお金も
気になりません。とっても快適です。

さらに、私が利用しているサービスでは、昨年1年は128K
だったのが、今年になって512Kにスピードアップされまし
た。料金は据え置きです。さらに快適です。
現在は、仕事中に聞く音楽も、インターネットで
流しっぱなしです。

リアルプレイヤーというソフトを使って、無料の有線放送の
ようにして洋楽を垂れ流しにしています。
(カチ ユタカ)

実際のところ、この用語は本末転倒なのである。
なぜならネットワークは常時つながっているのが
本来の姿なのだから。
インターネットのコアの部分は
当然つながりっぱなしの常時接続で、
そうでなければお話にならない。
つまり、現在のダイアルアップ中心の切ったりつないだりの
インターネット利用法は、インフラが整備されるまでの
つなぎに過ぎないと考えることもできる。
無線等を通して家庭の電気釜や電気スタンドまでが
常時接続になったとき、この言葉は本来の意味へと還り、
普通の雑誌や新聞には登場しなくなることだろう。

(ひろし)