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山岳少数民族の焼き畑。

私自身も綿や藍を畑で作るようになって5年目ですが、
そしてそれは、いつもワンさんという人が、
一緒にやってくれるのですが、
今年はワンさんが
「10年以上やってなかった
 本気の焼畑をやりたくなった」と言って、
今年は山の斜面を焼き、
そこに綿や藍をはじめ、
お米やトウモロコシなども蒔きました。

その景色は絵にかいたような
山岳少数民族の焼き畑風景です。

5月は雨が降らなくて、
せっかく芽が出た藍や綿の芽が
枯れてしまうのではと気を揉みました。
6月に入って雨が降るようになり、
すくすくと育っていて、
その様子はとても愛らしく、
今日も終日、焼き畑で草取り作業で、
炎天下での作業はヘトヘトになるのですが、
畑にいると、天気が育て作るのであるということを実感し、
とても幸せな気持ちです。

2016年6月 谷由起子