「ぶいちゃん はなちゃんです」


ぶいちゃん、おげんきですか。
ぶいちゃんは犬ですね。
はなちゃんは、はなちゃんです。
ぶいちゃんは
おとうさんと人間のおかあさんがいるんですね。
はなちゃんは、ばあや、がいます。
ほかに猫が四匹もいますよ。
うざったいです。

ぶいちゃんは小さいですね。
はなちゃんはわりと大きいです。
ばあやは、小学三年生くらいの大きさと、
はなちゃんのことをよく周りにいっていますが
小学三年生の大きさではないと、おもいます。

ばあやはなまけもので
いつもぐずぐずしています。
だから四十になっても「ひとり」です。
ばかだとおもいます。

ぶいちゃん、
ボールは何個もってますか。
はなちゃんは4個です。

はなちゃんより



 
「ぼうぜんとしたこと」


ぶいちゃん

ぶいちゃんは猫がきらいだと聞きました。
はなちゃんのうちには猫が四匹もいますよ。
ばあやがばかだから、四匹もふえました。
しかもばあやは、
はなちゃんには厳しくて猫には甘いので
ほんとうに困ります。

朝、はなちゃんはおきてすぐにベランダで、
用を足すのですが
これは、「どすこいおやじ」という名前で、
はなちゃんの邪魔をしているのです。
ぼうぜんとしているわたくしです。

ぶいちゃん?
なつやすみといえば、なんですか
はなちゃんは、あしのうら、です。

はなちゃんより。



 
「りょうしゅうしょう」


ぶいちゃん

にんげんは、「おかね」を使ってものを増やします。
ばあやは、買い物が大好きなので、
しょっちゅうものを買ってきます。
いっかげつに一度くらい、
「こんのさん」という人が来てばあやを叱ります。
りょうしゅうしょう、をみて
これはなんですか、あれはなんですか、
ときかれているばあやです。
これは、はなちゃんと「こんのさん」の足です。
ちなみに「こんのさん」は
ばあやのお母さんくらいの年です。
お菓子ばっかり食べて、お話ばっかりしていますよ。
はなちゃんとしては
ばあやをもっと、こてんぱんにしてほしい。

それにしても、むしあついです。
毛皮があつい。
色も「ちゃいろ」なので暑そうでいやです。
ぶいちゃんは白と茶色がまざっていていいですね。
斬新なでざいんです。

はなちゃんより。



 
「つまらないけしき」


ぶいちゃん

この穴は「のぞきまど」。
ぶいちゃんちには「のぞきまど」はありますか。
このまどからは、
ばあやがおふろに入っているのがみえます。
ばあやは女なので
はなちゃんはおもしろくもなんともありません。
ばあやは、おふろが、長いです。
手で洗濯とかしてるみたい。
びんぼうくさいばあやです。

ぶいちゃん、
さんぽは1日何回ですか
はなちゃんは、2回です。
じかんはめちゃくちゃ、まちまちです。

はなちゃんより。

ついしん、
ぶいちゃんボールの数を
教えてくれてありがとう。
かたいぼーるは
はなちゃんは持っていません。
うらやましいです。



 
「のぶ」


ぶいちゃん

げんきですか。
はなちゃんは、
いまからばあやを散歩につれていきます。
この綱に、ばあやをつないで、
はなちゃんがつれて歩くのです。

そういえばこのまえ
ばあやを散歩させていたら、
はなちゃんをみて
「のぶー、のぶー、よかったな、
 帰ってきたのか、よかったな」
とものすごく感動していた
じてんしゃにのったおじいさんがいました。
はなちゃんは、よく聞こえなかったので
いっしょに遊んでしまい、
ばあやも「のぶじゃない」といったのですが
聞こえなかったみたいで、
最後の最後まで
「のぶ」に成り切ったはなちゃんでした。
じてんしゃで、
さっていくおじいさんの背中は幸せそうでした。

はなちゃん、
こんど会ったときも、のぶ、でいようとおもいます。

いろいろ、あります。

ぶいちゃんもげんきですごしてください。

はなちゃんより。



 
「ばあやでございます」


ほぼにちわ。
(ほぼにちではこういうふうに挨拶するのでしょう?)

ほんとにほんとに暑い毎日。

いつもこの「はなちゃんの夏休み。」を読んで下さる皆さん
ありがとうございます。

毎日優しい感想をいただき、びっくりしています。

いつもありがとうございます。
と声に出してお礼をいっております(ばあやですから)。

夏休みいっぱいお世話になります。
どうぞ、おひまなとき覗いてくださいね。

さてさて。

花が我が家の一員になったのは、今からおよそ9年前。

猫四匹だけでも多すぎるのに犬まで!
しかもよりによってラブラドール!

まわりはみんな呆れ顔。
私も自分で自分が怖かった。

とにかく最初の一年の花の元気さは、
筆舌に尽くしがたいほどで。

壁に穴はあけるわ
携帯はぼろぼろにするわ
電気コードは噛み切るわ
スリッパや靴は食べてしまうわ・・・
トイレもなかなか覚えてくれず。

ひとときも止まることがなく
ずっと動いているので
わたしはほとんど、寝ている顔しか覚えていません。

あとはもう、
小さな怪獣をおいかけまわしているような生活。

可愛さと、犬のいる生活への憧れで
飼ってしまった自分への戒めだと思いました。

盲導犬になる犬だよね?
とにかくおりこうなんだよね?

そう思っていた自分が甘かった。

ラブラドールは、ただの元気な犬だった。
きちんとしつけをしない限り
頭のなかにお花が咲いているほどラテンな・・・・。

叱られても叱られても、めげない。
すぐ復活。
いいところは、めったにほえないことと
とにかく、無用心なほど、フレンドリー。

生きているものすべてが大好き、な
ラブラドール・・いえ、うちの花、です。

季節はながれ、私は九つ年をとり
花も9歳の夏です。

9歳はけして若くはありません。

子供の頃の、エンジンが大きすぎる
チョロQみたいな花はどこへやら。

びっくりするほど落ち着いてしまいました。
それでも、
とにかく人が好きで楽しいことが大好きな花。

今もボールをくわえて、私の足元に寝ています。

ばあや日記より。



 
「でんでん太鼓事件」


ほぼにちわ。

ばあやでございます。

花は1日一通のおたよりを書くのが
せいいっぱいですが、
ばあやはぽろりぽろりと
思い出しておたよりさせていただくかもしれません。

というわけで今日は2通め、です。

これは、花がうちにきて間もない頃の写真です。

トイプードルと同じくらいの大きさだったのです。
しかしこの顔・・・
やんちゃ、丸出し。
好奇心丸出し。
子どもの顔です。

忘れもしない大事件がこの頃ありました。

仕事から帰ってきたら、
いつも、
信じられないほどの勢いで走ってくる花がいない。

シーンと静まり返った部屋。

おかしい・・・
おかしい・・・
なにかがおかしい・・

わたしは寝室のドアを開けました。

呆然。

そこにはぽっかりと
穴が。

穴が穴が穴が
穴が
壁に
ぽっかりと。

そしてその中に
茶色いはずの犬・・・

茶色いはずの犬は
壁に穴をあけたため
半分白い犬に変身していました。

顔と体半分が真っ白。

その穴の中に入って
でんでん太鼓のように
暴れはじめた。

わたしは
静かにドアをしめ
思いました。
「今のは、みなかったことにしよう」

でんでん太鼓の音は、ますます鳴り響き・・
わたしは床に倒れこむ。

こんな日々だったのです。

結局、じゅうたんをすべてはがし
板を張りなおし
壁も作り直し
リフォームせざるを得なくなりました。

すべては私の無知がいけない。
しかし
花も、想像を絶する元気さでした。

みなさん。
ラブはおりこうですが・・
盲導犬になれるのは
ほんとにほんとにほんの一握り。

はああ・・・・。

ばあやの回想より。



 
「そっくりさん」


ぶいちゃん

おげんきですか。
毎日暑いですね。

猫がまた増えたようです。
こいつが連れてきました。
この二人そっくりです。

五月に生まれたのでメイ、という名前の猫です。
ばあやがつけました。

たんじゅんです。

それに、メイのかお、をよくみてください。

目が、困っていて
くちが、わらっています。

へんな顔です。

すごくへんなのに、
ばあやは
かわいいかわいいと、ねこかわいがりです。

さべつです。

メイはこのまえ、歯を抜いたので
くちびるが、歯にくっついて
ますますおもしろいかおになってるときがあります。

ぷーっ、です。

メイの座っている敷物は
はなちゃんが子供の頃
噛んでぼろぼろにしました。

それも味。といって
ばあやは平気でつかっています。

はなちゃんはかっこいいと思います。

ぶいちゃん、
いつもげんきでいてください。

はなちゃんより。



 
「ずるいとおもいます」


ぶいちゃん

ひどいはなし、ですよ。

うちのばあやがいかに、
ねこびいきかわかるおはなしをしますよ。

みてください。

はなちゃん専用の、「豆乳ビスケット」なのに
ねこのミント・・・
これはメイの弟です・・・が横取りですよ。

ばあやは
はなちゃんに「まて」
という号令をかけているので
おりこうなはなちゃんはぴくりとも動かないのです。

このあと、ミントは、はなちゃんのびすけっとを
美味しそうに食べました。
はなちゃんが同じことをしたら
げんかん、でずっと、おこられるんです。
ねこは、なにをしてもおこられません。
げろげろ吐いても、怒られていませんし
ベッドにのっても怒られていません。

はなちゃんは
ふこうへい、だとおもいます。

ぶいちゃんは
ふこうへい、かんじますか。

はなちゃんより。



 
「てんでばらばら」


ぶいちゃん

なつやすみだからって、
たのしいことがあるわけでもありません。

毎日はなちゃんはおなじです。

はなちゃんは、
ばあやとねこ四匹の六人家族ですが
まるきり、
まとまりというものがありません。

ねこは好き勝手に箱に入り、
家具の間に挟まり、
ばあやは、傘をいちいち家のなかに干します。

やめてほしいです。

まとまりというものがない。

これがにちじょうの、はなちゃんの朝の風景です。

ぶいちゃんはまとまってますか。

はなちゃんより。



 
「そんざいかん」


ぶいちゃん

存在感というものをかんがえたことはありますか。

はなちゃんは
存在感が意外とないです。

体は、ねこたちの誰よりも大きいし
いろも、しっかりとしています。

でも、

ねこにある「どっしりとした」ものが
はなちゃんにはありません。

これは再三いうように
ばあやがネコびいきだから
そうなったとおもうのです。

「どすこいおやじ」は
本名を「アンジェ」といいます。
ばあやが
フランス語を習っているときに
天使、とかそういう意味のフランス語で、
どすこいおやじに名前をつけました。

ぷっ、
です。

天使というよりも、ごりらみたいです。

はなちゃんの名前は
ばあやが何もかんがえずにつけました。
何も考えてないのがいいのよ
とばあやはいいますが
さべつです。

ぶいちゃんは、ぶいちゃんというなまえが
気に入ってますか。

はなちゃんより。



 
「やめてほしい」


ぶいちゃん

ぶいちゃんは「やめてほしい」とき
どういう顔をしますか。

はなちゃんは、
じっとみつめます。

これはばあやが足で
はなちゃんの足を押さえて
動けなくしているところです。

ばあやの力はたいしたことないのですが
はなちゃんは「かしこい」ので
動かないようにしています。

ばあやは、しつこい。
写真をいちいち撮るのをやめてほしい。
そんなことより、この箱片付けてほしい。

なつやすみなのに海にもいってません。
山にもいってません。

ぶいちゃんは、しょっちゅう
しんかんせん、にのってますよね 

ばあやはこの夏
どこに連れて行ってくれるのでしょう。

せいぜい
「あおやま」あたりでしょう。?
期待できません。

はなちゃんより。



 
「えがお」


ぶいちゃん

えがお、です。

はなちゃんは、かめらがあまり得意ではないので
すてきなえがお、をおみせできずにいましたが
きほんてきに、顔は笑ってます。
歯並びもいいですし歯もきれいです。

これはばあやが
「女の子は、指先と歯と姿勢をきれいにしなさい」
と、よくいっているからです。

だいたいばあやは
じぶんはだらしないのに、
人にいちいちうるさいです。

それより
箱をかたづけてください。
玄関に山のようにある箱を。
あれはネコ用だとおもいます。

「いつか使うから」

・・・・・・。

無視しました。

ぶいちゃん、
箱が積んであることをどうおもいますか。

はなちゃんより。



 
「ばあやのわるいくせ」


ぶいちゃん。

ここだけのはなしですが
ぶいちゃんのおかあさん、は
お片づけが上手なんですよね。
おうち、きれいですもんね。
きょうとのおうちなんて、
ほんとにすてきですよね。

うちのばあやは、
「そとづら」がいいのでそとからみると、
やさしそうかもしれないけれど
じっさいは
ひどいものですよ。

まず問題は
「ねこをはなちゃんより大事にしている」
ことと
「へやがこどもっぽい」ことと
「ものがおおすぎる」ことと
「箱をすてない」ことです。

これが玄関に積んである箱です。
「きれいだから」
といって捨てないでいて、こんなになりました。

じゃまです。

なんでもかんでも積んでおくくせが
うちのばあやにはあります。
本なんてひどいものですよ。

すっきりしたおうちにくらしたい。
ぶいちゃんのおうちがうらやましいです。

はなちゃんより。



 
「ばあや日記2」


はな、という名前は、正確には、「花」。

お花、です。

犬を飼うにあたって、とにかく覚えやすい、
みんなに覚えていただいて、呼んでいただいて、
可愛がってもらいたい、
という思いでつけました。

実際、彼女は、
頭の中にお花が咲いているような性格で・・。
いや、
違うな。

ラブラドール、は
賢い、穏やか、優しい・・・
そういうイメージですよね。

確かにその通りです。
花は人間の言葉を理解し、
まったくといっていいほど吠えないし、
怒らない。

しかし、すねるんです。

うちには、花を飼うまえから四匹の猫がいて
私は年功序列で、
花を猫の下の位置として育てることを決めました。

ごはんも、最後。
なにもかも、猫優先。
それによって猫たちも、花を完全に、
自分より下、と見ているようです。

五匹と一人の、平和な生活・・・
これでいいのか、私。

よくはない。あまり人にはいいたくない。
なのにこんな連載やってる自分がよくわからない。

花が一番、楽しそうなのはやはり
おさんぽに行く前。

外にでるときより
「さんぽ」の三文字をきいたときの顔が、
毎回信じられないほど嬉しそう。

犬は愛。

愛するために、愛されるために。

花、元気でいてね。
いつもありがとね。

楽しくすごそうね。

ばあやより。



 
ぶいちゃんの、おたんじょうびの、あさ


ぶいちゃん

ほんとにおそくなったけど
おたんじょうびおめでとう。

ぶいちゃんは7月15日に、7歳になったんだって
ばあやが今頃言うのです。

7歳はどんなきもちですか?

ぶいちゃんが七歳になった日の朝、
ばあやが、ベランダで撮った、
しゃしんをおくります。

きれい、きれいといいながら、
何枚もとってました。

今頃だすなんて遅すぎ。
ばあや、だめです。

おめでとう、ぶいちゃん。

はなちゃんより。



 
「ここは、どこ・・??」


ぶいちゃん

うしろにいるのは、ぶいちゃん?

ぶいちゃんに似てる・・・

似てる・・・

人形?

ゆめ?

ばあやがつれてきてくれたここは、どこ?

たくさんのひとがみんな
はなちゃんの名前をよんでくれる。

ここは、ぱらだいす?

ばあやもいる。

ぶいちゃんのおとうさんもいる。

ぶいちゃ〜〜〜〜〜〜〜〜ん!!!!!

ぶいちゃんっ!!!!!

ゆうこうてきにしてください。

きいろいぼーる、ありがとう。

はなちゃんは、まだ、

げんじつかゆめか、よくわかりません。

もういっかい寝よう。

ぶいちゃん・・・。



 
「でかけた・・・・」


ぶいちゃん

でかけました。
はなちゃんは、車にのって、お出かけしました。

ばあやは
自分の用事にはなちゃんをつれていって
それをはなちゃんと遊んだこと、
にしているふしがあります。

これは、
でぱーとの食品売り場の入り口につながれて
ばあやを待っている、はなちゃんです。
ばあやは、食品売り場が大好きなのです。

この日は急いで帰ってきて、
遠くからはなちゃんをみたり
ちかくからみたりして
「待ってる姿がいい」

まんぞくげ、でした。

よくわかりません。

ぶいちゃんは、つながれてるとき、
何をかんがえてますか。

はなちゃんより。



 
「みてやってください」


ぶいちゃん

ばあやが、こんなことになっています。

「つりー」
という技だそうです。
ばあやは
ピラティスという、うんどうを
ここ数年ずうっとやってますが、
これは
けっこうたいへんなんだそうです。

これが何にきくのか、
はなちゃんには、ぎもんです。

ばあやは
「健康で、かわいい、おばあさんになる」
というのが
目標なんだそうです。

もうばあやなのに・・・・・

おみぐるしいばあやでした。

みてくれてありがとう。

はなちゃんより。



 
「ばあやのおでかけ」


ぶいちゃん

ばあやはおとまりでどこかにいくらしいです。

さみしくなんかありませんよ。
だってね
はなちゃんは、
ばあやが「一泊以上」するおでかけのときは
ボーイフレンドのおうちにいけるんですよ。

あっ
ばあやのぼーいふれんどではありませんよ。
はなちゃんには、ふたり、
ボーイフレンドがいるんです。

シェパードの「ぎんじ」と「ぜろ」です。

ぎんじはだいぶ、大人ですが、
はなちゃんよりは年下です。
ぜろなんか、まだ1歳にもなってない、こどもです。

ふたりとも
はなちゃんがだいすきなのです。

はなちゃんは、ぎんじとぜろのお母さんである
警察犬訓練士の、いなおさんに
あかちゃんのとき半年くらい「しつけ」てもらいました。

だからいまでも、
いなおさんのことがだいだいだいすきです。

ぼーるなげも、おても、おすわりも
おりこうなことはぜんぶ、
いなおさんにおそわったのです。

ばあやは、いなおさんを「育ての母」といって
とても尊敬しているらしいです。

たしかにボールなげは
いなおさんにまったくかないません。

ばあやはへっぴりごし、でボールを投げますから。

そんなわけではなちゃん、
だいだいだいすきなところにきましたよ。

2回ここで寝たら、ばあやがかえってくるそうです。
もうすこし長くてもいいのにと
おもいます。

ばあやはぎんじとぜろのこともかわいがっています。

ぶいちゃんは、おとまりしたことありますか。

はなちゃんより。