BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第74回 【号外】ジャパンカップ優勝

毎度毎度!
フランス世界大会への道を連載中なのですが、
久しぶりに日本チャンピオンになったので、
号外を豪快に入れちゃいます。

今年のジャパンカップは9月18、19日に、
九州は熊本で開催されたのだ。
ブーメランの大会が大阪より西で行われたのは、
今回が初めて。
九州初上陸の記念の大会でした。

試合前日熊本入りしたトギーはフィールドで軽く練習。
んっ!なんか良い飛び。
調子がいいのだ。
そういえば、2週間前の練習では、
自分の体とは思えないぐらい動けてました。
その動きがキープできていたようで、
「そこそこ上位には行くかな?」
といつものように(?)思ってたのだ。


試合当日は、なんとあいにくの雨。
予報では晴れ間が戻るとのことだったので、
少し試合時間を遅らせてスタート。
芝生のフィールドは水たまりも多く、
滑りやすい状態でした。

1種目目は7位と少々出遅れ、
続いて2種目目のオージーラウンド。
この種目は一番ブーメランらしい種目で、
できるだけ遠くへ飛ばし、
できるだけ投げた地点でキャッチする。
それで高得点を競うのだ。
50m以上飛ぶこともあるので見ていて面白い種目。

で、トギーはこの種目、1番目のスローヤー。
みんなが注目している中、1投目。
おっ!良い飛びなのだ。
50mラインをオーバーし、
「来た!来た!」と思っていたら、
なんと投げた地点にバッチリ戻ってきたのだ。
ってことで、20点をゲット。
気持ちええー。
ちなみにこの競技、5投して満点が100点なのだ。

2投目は18点、3投目はまたもや20点と、
自分でもビックリの点数。
この調子でいけば、80点の日本記録を飛び越え、
世界記録の98点も届きそう。
「こりゃ行ける行ける!」と、
心でニタニタ笑いながら4投目。
これがまた良い飛び。
投げた地点から少しずれたけど18点は取れそう。
で、トギーは色気を出し、少しでも高得点を狙うため、
足を延ばしてキャッチの体勢に入ったら、
なんと、滑って、こけました・・・。(苦笑)
手の中から、ブーメランがこぼれ落ちたのだ。
雨で芝生が滑りやすくなっているのを忘れてました。
とは言っても、点数は入ってくれたので、
まだ日本記録は狙えます。

そして、運命の5投目。
投げた地点から10m以内でキャッチできたら日本記録!
気合いも十分、投げました。
んっ!低く飛んじゃった・・・。
あぁ、明らかにミススローでキャッチできず。
でも、こちらも点数が入るところへは戻ってくれたので、
点数は加算。
終わってみたら、日本タイ記録の80点でした。
いやいや、2回も落として日本記録・・・。
情けないやら、恥ずかしいやら。
でもまぁ、ともかく、この種目は1位となりました。

その後の種目では、
試合中にブーメランを折ったり、
大事なところで落としたりしたんだけど、
残りの3種目とも2位をゲット。
終わってみたら、総合で優勝と相成りました。
いやいや、6年振りです。
長いトンネルでした。


勝因は、やはり基礎体力の向上でしょう。
ジムに通いまくってます。
特にここ数ヶ月はほぼ毎日でした。
6年間の長いトンネルから抜け出し、
再びジャパンカップを制し、
日本一に返り咲くために・・・・・。

・・・と言いたいところですが、
実は、トギーの通っているジムは、
行くたびにポイントが溜まり、
一定のポイントになると商品と交換してくれるのだ。
この商品が欲しくて欲しくて通っていたところ、
結果的には基礎体力の向上に繋がり、
本来の目標だった日本一の座も手に入ったのだ。

ま、結果オーライということで(笑)。

とにもかくにも、優勝することができました。
ちょいと情けない日本記録付きで!

WJBCのみなさん、ありがとうございました。
素晴らしい大会でした!
また来年も開催してくださいね。


ということで、「世界大会の道」に割り込んでしまった
「日本チャンピオンへの道」(号外)でした。

次回は、再び「世界大会への道」(その4)です。


トギー(栂井靖弘)
KBN(関西ブーメランネットワーク)
http://www.kbn3.com

2004-09-27-MON

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