BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第49回 年越しはブーメランで!

毎度!トギーなのだ。
今回は、とある瞬間にブーメランを投げたお話。

みなさんは2002年になる瞬間、
何をしてました?
初詣に向かってた?
年越しそばを食べてた?
それとも、寝てたかな?
ちなみにミュージシャンのGacktさんは、
年が変わる瞬間、ジャンプして空中だったみたいです。
で、トギーなんですが、
もちろん!ブーメランを投げてました(笑)。


■2001年12月31日23時45分
近所のグラウンドに仲間たち数名が集まったのだ。
手に懐中電灯を持って、暗闇でごそごそ・・・。
明らかに不審で、通報されそうな勢い。
各自カバンから、ブーメランと、
夜釣り用のウキに使う「ケミ蛍」という発光体を
取り出したのだ。
そう!なんと、ブーメランにケミ蛍を付けて、
暗闇に飛ばす試みなのだ。
しかも、2001年に投げて、
2002年にキャッチするという荒技!?

■23時55分
暗闇から戻ってくるブーメランは、
手元で延びる感じがして、
かなりキャッチが難しいのだ。
ほとんどのメンバーが、
ケミ蛍付きブーメランを投げるのは初めてで、
キャッチの感覚がつかめず、あたふた。
目はケミ蛍の残像を追いかけているので、
ちょっと早めにキャッチしないと、
通り過ぎてしまうのだ。

■23時59分
いよいよ、あと1分なのだ。
それでもまだ他のメンバーは、
感覚を確かめる為にガンガン投げてる。
トギーは気持ちを落ち着かせ、
「その時」を待つことに。

■23時59分55秒
いよいよカウントダウンが始まり、
58秒でトギーはブーメランを投げ放ったのだ。
暗闇でゆっくり円を描いたブーメランは、
トギー上空に舞い戻り、ゆっくり下降してきた。
それをトギーは落とさぬよう、
体で受け止めるようにキャッチ!

時間は2002年1月1日0時0分3秒。

やったのねん!
年越しブーメラン大成功なのだ!
真夜中に数名で大喜び。(通報もの)

いやいや、1年に1回のチャンスだから、
緊張しますよ。
とか書きつつ、実はトギー、
20世紀が終わる瞬間も同じ事をやってました。
しかも、アメリカ・オハイオ州の雪の中で。
こっちは、20世紀から21世紀に変わる
1000年に1回のチャンスだったので、
キャッチも相当ビビリましたよ。
いくら長生きしても、
一生に1回ですからね。

そうそう、ブーメランを使って、
こういうことをする人は結構多いのだ。
たとえば、日付変更線近くで投げれば、
今日投げて、明日の空を飛ばして、
今日キャッチなんて事もできるし、
アメリカの州を四つまたいで飛ばしたって話も
聞いたことがある。
あと、ちょいと危ないけど、
国境またぎ、なんて事もできますね。

他のスポーツではなかなか味わえないことも
たくさんあるブーメラン。
今年も1年、東奔西走、
いろんなところで、
いろんなことに、
挑戦していきたいのだ。

不審者ギリギリで明けた2002年ですが、
今年もまたまたよろしくなのだ!


トギー(栂井靖弘)
KBN(関西ブーメランネットワーク)
http://www.kbn3.com

2002-01-20-SUN

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