BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第48回 声を掛けられる

!どいま(←逆)
と訳が分からない書き出しのトギーなのだ。
今回は声を掛けられた話。

ブーメランの練習の時間帯は、
平日の早朝だったり土日の昼間だったり、バラバラ。
場所は公園とかなので、いろいろな人が集まってくる。

ブーメランを投げてると、
みなさん不思議そうに見てます。
「なんで、投げた物が戻ってくんねん」って、
そんな感じでしょうか?
そして、声を掛けてくる。
(この辺が大阪!/笑)

「それはなんですか?」
まずは順当な問い。
「これはブーメランです」
こちらも順当な答え。
「何か仕掛けがあるんですか?」
次は手品のタネを聞くような問い。
「いえいえ、戻るようにできてるんですよ」
と、答えになっていないような答えをする。
聞いてきた人の顔を見ると、
ますます納得がいかない様子なのだ。

いくら大阪と言えども、
大体はこういった会話で終わるんだけど、
ある時出会ったおじいちゃんは、
トギー達にさらにこんな話をしてくれた。

「ああ!ブーメランか!
 見たことあるわ!
 わしはオーストラリアに住んどったんじゃ!
 あのころよぅ見たわ。
 君ら、本物のブーメランを見たことあるか?
 本物は凄いでぇー!
 野球のバットよりも長くて大きくて、
 それを投げて、牛の首を飛ばすんや!
 わしは目の前で首が飛ぶのを見てきたんや」

「・・・」

まず、トギー達が投げてるのも
正真正銘「本物のブーメラン」なのだ。
さらに、牛の首が飛ぶようなブーメランなんて
あるわけがない。
そりゃ、昔は狩りにも使ってたわけだから、
まんざらウソではないかも知れないけど、
牛の首が飛ぶって・・・
だって、そんなのがあったら、
トギー達は投げるたびに命がけですよ。
オーバーに話してくれる人って結構いますよね。
まぁ面白ければいいんだけど。(大阪人!)

さらに、こんな事もあった。
トギーが投げてると見知らぬおじさんが横に来て、
駄菓子屋で売ってるようなブーメランを取り出し、
急に投げ出したのだ。
そして、トギーに向かって話し掛けてきた。

「君のもブーメランか?
  さっきから見てたけど、君のもよう戻るな!」

「・・・」

これでも一応元日本チャンピオンなんですけど・・・
この「元」ってやつを取るために、
一生懸命練習してたりするわけだけど・・・

それにしても、イメージや噂って怖いのだ。
ブーメランは狩猟に使われてたから、
「危険」っていうイメージが大きいみたいで、
牛の首が平気で飛んでしまったりするのだ(笑)。

以前、体育館を貸してほしいってお願いしたら、
「壁に穴があくからダメ」って断られたことがあった。
トギーから言わせたら、
ブーメランで壁に穴をあける方が難しいのだ。

この先、「危険」っていうイメージを取っていかないと、
ブーメランは広まらないと思う。
どんなスポーツでもそうだけど、
ルールさえ守ればとても安全なのだ。
ブーメランの場合、
ルールといってもそんなに難しいものじゃなくて、

1.目を保護するゴーグルを装着
2.広い場所を選ぶ
3.回りに人がいないことを確認
4.横投げをしない

「横投げ」をすると、
ブーメランが急上昇&急降下をするので、
特に注意です。

ブーメランに興味を持ってもらうことと同時に、
このルールを認知してもらうことを考えて、
「危険」っていうイメージを叩き落とせるよう、
これからもがんばるのだ。
ついでに「元」ってのも叩き落とすよう努力します。
こっちの方も大変だ。


ってなことで、声を掛けられた話から
ルールの話になってしまいました。

ルール布教のいい手法を考案された方は、
どんどんトギーに話し掛けてくださいね。
なんだかんだ言って、
実は話し掛けられるのが大好きなトギーでした!

トギー(栂井靖弘)

2001-12-16-SUN

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