BOOMERANG
ブーメランのある暮らし。

第18回 ブーメラン世界大会への道2000<その5>

アロハ! じゃなくて
毎度! トギーです。
<その5>は「団体戦前日の不安」。

<その4>で書いたとおり、インターネットにも繋がらず、
日本との通信が途絶えてしまったトギーチームは、
軽く身体をほぐすためにフィールドに向かったのだ。

フィールドは、サッカーグラウンドが
5面ぐらいとれる広い場所でした。
日本では考えられない規模ですが、
世界大会となると、これでも狭いのだ。
100名近い選手が、あちこちでブーメランを投げるので、
広さも相当必要。



軽く練習していたのだが、各選手に不安の色が……。
風がむちゃくちゃ強いのだ。
今日だけかと思ったら、
メルボルンは風の強い日が多いとのこと。
ひどい日は台風なみと言うから、さあ大変。
ブーメランは風が天敵なのだ。<第9回参照>
「凧でもあげようか!」などと言いながら
帰ってきたのねん。

その後、キャプテンミーティングに参加。
その議題でも、風の問題が大きなポイントだったのだ。
風が強すぎたら、中止および延期があるとのこと。
団体種目は合計で15種目。
全てが消化されなかった場合は、
「優勝チームなし」ということが決定。

そして、もう一つの大きな問題が……。
英語!
何を言ってるのか、トギーには「わからんのだ」。
しょうがないので、ずっと頭を縦に振ってました。

ロックバンドのドラマーのようになってしまったトギーは、
少々不安を抱えつつ、団体戦前夜を過ごしたのでした。

(つづく)

2000-02-16-WED

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