自転車思想。
チャリンコは、未来そのものの顔をしている。

自転車の呼び方!!

そして、おまたせしましたっ!
”自転車を何と呼ぶ?”の発表です。
でも最初にお断りしなくちゃいけないことがあります…。
やっぱり熱いよ、愛知県人。
僕が愛知出身で、自転車のことを

「けったー」

と呼んでいたことから、
この企画が始まったこともあると思うんですが、
愛知・静岡県の人からのメールが多いんですよね。
というわけで、第1回の今日はご当地愛知特集です。
基本は、「けった」なんですけどねー。
そこにも微妙な地域差があるのです。

その代表的なご意見から行ってみましょう。
りえぞーさんからのご意見です。

> 生まれも育ちも西三河、バリバリの三河人でございます。
> で、自転車なんですが、コドモの頃から
> 「けった」(語尾はのばさない)
> と呼んでました。
> 「けったくる」から「けったくりましーん」で、
>略して「けったましーん」。
> それをさらに略して
>「けった」と呼ぶんだと聞いた覚えがあります。
> (今改めてみると、
> なんだか恐ろしくこじつけっぽいけど...)
>
> 三河地方でも、
>東三河と西三河ではなんとなく言葉が違うとはいえ
> 自転車の呼び方も、
>ちょっと違ってたってのにはおどろきです。
> いやはや、違うものなのですねぇ。
>
> ちなみに、尾張と三河は知らない人には
>ひとまとめに考えられがちだけど
> 結構、というかかなり、というか、全然違いますよね?
> 「さばくる」も尾張では通用しないし、」
>「とごる」も通じなかったし。
> それにそれに、三河の人々は、
>あんなに味噌煮込み好きじゃないと思う!
> そう思いませんか?

もういきなり全開ですねー。
尾張と三河という、愛知県を二分する昔の国境線すらも、
さらに西三河・東三河で分割されてしまうとは・・・。
あ、ちなみに簡単に言っちゃうと、
尾張は織田信長エリアで、いわゆる名古屋弁話す地域で、
三河は徳川家康エリアで、三河弁なる別の方言があります。
名古屋弁は、みなさんもご存知のアレです。
三河弁は、「何とかだら〜?」(何とかでしょう?)
というような言葉使いをします。

三河の東地域では、「けったー」と音をのばすんですが、
りえぞーさんは、「音はのばさない」って断言されてます。
ああ、なんてトリビアルな世界なんだろう。

ちなみに、「とごる」というのは、
沈殿するとか、濁るという意味だったと思います。
僕も故郷を離れて10年、実はちょっと自信がない・・・。
で、「さばくる」ってどういう意味っすか?

もひとつ、東京に出てきてからついた妙な癖は、
始めての人に愛知県出身です、と自己紹介すると、

「名古屋ですか?」

と聞かれることが多いので、なぜかついついムキになって、

「違います、豊橋の方です。」

と答えてしまうことです。
何でなんだろう?
さすがに最近は、余裕らしきものが出てきて、

「あ、そんなところです。」

と答えられるようになりましたけど。

こんぶさんのご意見は、

> 私も東三河の人間なので、
> 「けったー」「けったましーん」は耳慣れた言葉ですが、
> もう一つ派生語として
> 「けったくそ」
> というのがありました。
>
> 今は大人になったので、大抵の「けったー世代」も
> 「チャリ」若しくは「チャリンコ」と呼んでいます。

ああもう、さらに汚い・・・。
というか、これは中学高校生用語なんでしょうね。

ナカオ アキコさんからのメールです。

> 自転車の呼びかた、わたしも興味ありますっ。
> 同じ東三河なので、
>もちろんけったましーんと呼んでましたが、
> わたしはけったくりましーんと言ってました。
> 蹴る→蹴ったくる(三河弁?)からきたんだと思います。
> ちなみに自転車に乗ってるヒトをちゃりだーと呼んでました。

フムフム。
そっかー、「けった」系の呼称と、
「チャリンコ」系は、共存してるんですね。

あ、結局今回は愛知特集と言いながら、
三河特集になってしまった・・・。

よりトリビアルに次回へ!

Ride safe!

2001-10-19-FRI

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