自転車思想。
チャリンコは、未来そのものの顔をしている。

自転車カフェをめぐる嬉しい偶然。


こんにちは。

ちょうど今年の夏くらいだったと思うんですが、
自転車カフェみたいなものがあったらいいな、
そんなことを書きました。

最近、そのことを巡って嬉しい偶然があったので、
今回はそのことを書こうと思います。

yassyは、2〜3年前から自転車を通じた、
ネット上での友人、というか知り合いでした。
シンプルといえばシンプル、
はっきり言っちゃうと野暮ったいものも多い
自転車系ホームページの中にあって、
ちょっと素敵なデザインのHPを作ってました。
そんなところから、たまにメールのやり取りをしてたんです。

yassyは自転車で旅をしたり、
ダンボールで家具を作ったりしてる。
そのお姉さんは、犬を連れながら歩いて旅をする。
少し変わった色のガラス越しに世界を見るような、
そんな気分にさせてくれるHPです。

11月のある日、そんな彼から久々のメールが来ました。
実は、yassyは店舗デザインや企画の仕事をしていて、
サイクル&カフェという企画を立ち上げていたんです。
(相手の素性を全く知らないというのは、
 ネット上であまり珍しいことではありませんよね)

それはそれは、という訳で
是非一度一緒に飲もう、ということになりました。
彼は日本橋の方で仕事をしているんですが、
現状なかなか身動きの取れない僕に合わせて、
西麻布まで来てくれました。
(ま、そのフットワークの良さが
 自転車乗りの特徴ですけど)

詳しくはこちらを見ていただくとして、
僕がおぼろげに思い描いていた自転車カフェに、
とってもよく似た、
しかも明確なイメージの企画書がありました。
さすがは本職。

自転車を立てるスタンドと、
カウンターテーブルが一体化した什器なんて、
素直に「やられたー」と思いました。
うん、これは素敵です。

よくよく話を聞いてみると、
自転車カフェのことを考え出したのは、
お互いほとんど同時に、しかも無関係に考えたんです。
彼にここ、『ほぼ日』で書くようになったことを
伝えたこともありませんでした。
さっきも書いたとおり、
彼がそういう仕事をしてることも、
僕は全然知らなかったんです。
(ということは、
 けっこうたくさんの人が、そういうことを考えている?)

yassyは自分でこの企画を立ち上げて、
自転車メーカーをはじめ、
いろんなところに見せに行ってるとのことでした。
見た人はほとんどが「いい!」と言うのに、
実現という話となると、やっぱり難しいみたいなのです。

「どうしたらいいと思う?」

彼は単刀直入に聞いてきました。
もちろん僕に明快な答えがある訳もなく、
ゴクリとペールエールを飲み込みました。
ようやく口に出たのは、

「んー、やっぱり地域の商店街とか、
 そういうところと話をするのがいいんじゃないですか?」

普通だなー。
ははは、我ながらそう思ってしまいます。
でも、多くの人にとって
自転車は短〜中距離の移動手段ですしね。

それと地域活性という文脈はやっぱり自転車によく似合う。
今、日本各地でいろいろな実験が行われている、
地域通貨 などの動きとリンクしたら、
自転車カフェって面白い考えになるんじゃないかなぁ?

僕も地域通貨については、
現在興味の対象なんですけど、まだまだ勉強不足。
あんまり大きなことも言えないんですが。
今からじっくりと考えてみようかな、
そんなことを考えさせられたことも事実です。

次回、もうちょっと具体的に考えてみたいと思います。

それでは、
yassyこと八島正実さんのHPをご紹介いたします。

STUDIO:yassy

自転車カフェに関するページは下になります。

『自転車のある街の風景』の提案


大都市での地域通貨実験例としては、
現在渋谷で行われている『アースデーマネー』があります。
<シブヤプロジェ クト>



ガンジーさん、向こうでハーレー乗ってますか?

Ride safe!

2001-12-26-WED

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