自転車思想。
チャリンコは、未来そのものの顔をしている。

自転車をどう呼ぶ?(全国版)

こんにちは。
ホーントお待たせでした!


『自転車の呼び名』

の全国版です。
とりあえず、ジャジャンと表にしてみました。

自転車の呼び方 地方 投稿者 コメント
「うま」っていうのはどうでしょう。うま 愛知県 Koyanagi 新しい呼び方です
フランチェスカとか、
そういう大仰な名前
愛知県
名古屋市
ハニ 自分の自転車にだけ名前をつけていることが多いです。
「じでんしゃ」・・・自電車と信じて呼んで居りました。 石川県
金沢市
よっちゃん 一体何なんだ、自電車って!
どうしても「じでんしゃ」(笑)。 神奈川県
横浜市
ねこちゅう わたし、はずかしながら、そもそも「じてんしゃ」って言えないんです。
チャリが一番多かったような気がします。 神奈川県
横浜市
青葉区
さかきばら でも大人はチャリとは言わないかも
「ちゃりんこ」「ちゃり」 長野県 大熊  
「けったくるばいく」 愛媛県 タケダトモコ 多分、足で踏んで、動くバイクっていう意味じゃないでしょうか。
「チャリンコ」「チャリ」 京都府 LuckyVillage 「ころ」「ころちゃん」ってのはいかがでしょうか?
「ふんだらまう」 香川県 ミカミカ うちのダンナさんは 香川県の出身なのですが、ダンナさんの友人のおじいちゃんとおばあちゃんはそう呼んでいた。民話に出てくる妖怪みたいではないですか(『ゲゲゲの鬼太郎』とか…)?
小中学生の頃は
「ジテコウ」
埼玉県の真ん中へん 池田 ひょっとすると、私のクラスだけだったかも。
「ちゃりんこ」「ちゃりき」 大阪府
(市内)
mika 確か「足踏み式自動二輪車」は、「自転車」の正式名称(警察用語?)ではなか>ったですか?
「じてこ」 和歌山県 岡野  
「ちゃり」と「てこ」 和歌山県 kishida hayato 「てこ」っていったい何なんでしょうかねえ。
去年まで「フラッペチーノ」そして今はデュカッティ(イタリアのバイク。念のため。) シカゴ ゆえず 私は自転車に自分の一番好きな物の名前をつけています。
「ちゃじょんご」 韓国 Mariko イタリア語のビチクレッタがお気に入りです。短くしてビッチーなんてよんでたりする。ははは。
じてこー。ちゃりき。
漕ぐと、えっろー進む。
? KAWASAKI こんなのどうでしょう。
“ジテこう”と呼んでいて今は“ジテ”に短縮しているよ。 kee 地域的な違いというよりは、あたしんちオリジナルなかんじです。
「じてんこ」 Yutaka Tominaga マウンテンバイクのことを「山チャリ」、その他の種類の自転車はじてんしゃとちゃりんこを合わせて「じてんこ」と呼びます。いつも乗ってるイタリア製のやつも「じてんこ」です
「踏んだらモーター」 きなこもち 私のママさんがそう呼んでいました。
「チャリ」と答えたのが40人も!!!
「自転車」「バイシクル」「じてこ」という人も。
メル 自転車の呼び名について、クラスのメンバーにアンケートしました。(クラスのメンバーにも許してもらい、認められて、よかった…)
私と仲間たち(全員女性です)は「ちゃーりー」と呼びます。 ? 岡本 「ちゃーりーったらパンクしちゃうんだもん」 一番最初にこう呼び出したのは、京都在住の友人なのです
「愛馬・おちゃり丸」 海宝 「大切」にしているという気持ちもこめて
ぼくは「チャリ」と「バイク」と「自転車」を使い分けてます。 ? 八田  

どうですか?
普段耳にしている、
なじみ深い呼び方もあれば、
そうじゃない呼び方もあります。

やっぱり気になるのは、
『ふんだらまう』
ですねぇ。

「ふんだらまう、ふんだらまう・・・。」

僕も思わず何度も噛みしめてしまいました。
いい語感ですね。
確かに水木しげるさんのマンガに出てきそうな気配。
たぶん、見た目は地味だけど、
いい奴です。

『踏んだらモーター』
というのもありますね。
ここから何となく感じるのは、
「踏んだら回る」
という言葉が、だんだんなまっていって、
「ふんだらまう」
になるんじゃないか、ということ。
そうやって見ていくと、
ここに挙げた呼び方は何通りかに分けることが出来そうです。

「自転車」という言葉から変化していったと思われる、
『ジテコウ』
『じてこ』
『ジテコー』
『ジテ』
『じてんこ』
ん〜、『てこ』も中に入りそうですね。

で、普段でもよく使う、
「ちゃりんこ」の一派がいます。
『チャリ』
『チャリキ』
『ちゃーりー』
『愛馬・おちゃり丸』(・・・・・・)
そして、どうやらこの辺の呼び方は、
韓国の
『ちゃじょんご』
と何かしら関係があるのかないのか??
気になりますね。
いろんな例を持ち出すまでもなくって、
日本語と韓国語は、
地理的にも、
そしてその決して円満とは言えない歴史上の関係からも、
さまざまな影響を及ぼしあってますからね。
これも、いろいろ調べたくなってしまうなぁ。

そして、僕にとっては馴染み深い、
「けった」
のグループです。
この中だったら、
『けったくるばいく』
ですね。
この辺りは、どうも「ける」という言葉が、
だんだん変化していって、
いろんな言葉を生み出しているんでしょうね。

さらに、わが道を行く
オレ的な名前の付け方も、
その人が普段自転車とどう付き合ってくるのか、
目に浮かぶようで面白い。
ハニさんなんて、フランチェスカですもんねー。
きっとカワイイ自転車なんだろうなー。
あと、keeさんの

「地域的な違いというよりは、
 あたしんちオリジナルなかんじです。」

というコメントも、
よくわかんないんだけど、何だかいいんですよね。

でも、Marikoさん!
『ビッチー』
はマズイっしょ、やっぱ(笑)。

最近僕は、今まであんまり意識してなかったモノに
名前を付けることって面白いんじゃないかと思っています。
例えば、海外のほとんどの街では、
道路に名前がついてますよね。
でも、日本の特に東京の道って、
案外名前が付いていない道が多い。
それがいいとか、悪いとかはよくわからないんですが・・・。

でも、名前なかったら、
みんなが勝手に名前を考えて、
自分勝手に名前をつけていったら
街と自分との関係が、少し変わるような気がしませんか?
ちなみに、僕の場合新宿区のとある道を走っていると、
いつも決まって『太陽に吠えろ』のテーマソングが
頭に中に鳴ることがあるので、
『太陽に吠えろ通り』
とひそかに命名しようかと思ったりしてます。

そういってドンドン呼び名を作っていったら、
何10年かしたら、本当に一般的な呼び名になってるかもしれない。
そんなことをボンヤリ考えるのは不思議と楽しいなぁ。

自転車の正式名称は、やっぱり『自転車』なんですけど、
その地方だったり、家族や仲間内の呼び方があって、
さらに自分の自転車だけの特別な名前があるっていうのも、
いいもんだなぁ、と思うんです。
ちょっとカッコ悪い名前の方が、
かえって印象深くっていいんじゃないかな?

今回メールを送ってくださった全ての皆さん、
本当にありがとうございました。
中でもクラス全員にアンケートまで取ってくれた、
メルさん!凄すぎです。
お待たせしてしまって、ゴメンナサイ。

では、久々の・・・。

Ride safe!

2001-12-13-THU

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