天久聖一の味写道
味写道その43

師匠 お茶くん!
2020年の東京オリンピック開催が決まったぞーい!
お茶 プレゼンでの滝川クリステルさんで決まりましたね。
師匠 「お・か・ね・も・ち」じゃろ?
お茶 違います。
たしかに経済力がモノを言いましたが。
師匠 そして猪瀬都知事はやはり小さかったな。
お茶 こうなると開会式が問題ですね。
師匠 開会宣言はいっこく堂さんだな。
お茶 宣言が遅れて聞こえてくるんですね。
師匠 聖火ランナーは森三中の大島さんで。
お茶 24時間ランナーですね。
「サライ」で迎えましょう。
師匠 そして聖火はTIMの「炎!」で。
お茶 懐かしいのを引っ張ってきましたね。
師匠 空に放つハトは新沼謙治さんにお任せしよう。
お茶 ハトと言えば彼です。
師匠 あとはギャルモデルさんたちによる
ファッションショー。
お茶 あれって一年中やってるイメージですね。
師匠 オチはへんなおじさんの「ダッフンだ」。
お茶 別にオチいりませんが、入れるとしたらそれですね。
7年後が楽しみです。
それでは今週の味写道、
今週は郵送で大量に送られてきた
H・N アジシャの女さんの作品を特集します!


味写NO.597
「安産の神々」
H・N アジシャの女さん

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お茶 まずはこちら。
師匠 レプリカ感ハンバないな。
お茶 投稿者さまのお母さまが
妊娠中に撮った一枚だそうです。
師匠 ふむ、妊婦さんがなんとなく
この像にひかれる気持ちが分かるぞい。
お茶 そう言えばなんとなく、
性的なメッセージを感じますね。
師匠 おそらく妊娠前にもここへ祈願に来たのだじゃろう。
お茶 ではお礼参りというわけですね。



味写NO.598
「ダンボールひな祭り」
H・N アジシャの女さん

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お茶 そして無事お子さまが生まれたようです。
師匠 ダンボールをこうも自然に着こなすとは。
お茶 しかもおひな様になってますね。
師匠 飾るより飾られろ! この逆転の発想。
お茶 ひな祭りのあとはくず入れにもなります。
師匠 これぞ主婦の知恵じゃ。


味写NO.599
「ゆるパンダ」
H・N  アジシャの女さん

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お茶 真ん中のパンダ、やけに小顔ですね。
師匠 なんか着ぐるみの鉄則も忘れて
ふつうにしゃべってそうじゃな。
お茶 こどもたちの反応もいまひとつといった感じです。
師匠 大人たちの手前、
喜ばなければならないこどもの身にもなって欲しいの。
お茶 続いてはこの作品!


味写NO.600
「森へ帰る」
H・N  アジシャの女さん

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師匠 なんじゃ!この集団移動は!
お茶 保育所で行われた劇のようです。
師匠 どんな場面なんじゃろう?
お茶 森林開発によって
住む場所を失った動物たちが、
去って行くところではないでしょうか。
師匠 保育所の劇でそんな重いテーマを。
お茶 ハッピーエンドより
観客に問いかけて終わるタイプの劇です。


味写NO.601
「にんじん」
H・N  アジシャの女さん

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師匠 こちらは運動会じゃな。
お茶 真ん中の女の子の「にんじん」が気になりますね。
師匠 借り物競走的な競技かな?
お茶 他の子たちの紙には
「すいか」「キャベツ」とあるようです。
師匠 そしてカゴがスーパーのカゴ。
お茶 競技の名を借りたただのお使いかもしれません。
師匠 そう考えるとこどもたちが
不憫に見えるのが不思議じゃ。


味写NO.602
「アライグマたち」
H・N  アジシャの女さん

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師匠 以前、二本足で立つレッサーパンダが話題になったが。
お茶 レッサーパンダも
アライグマと同じ仲間らしいですから。
師匠 しかしこの要求ぶり、すごいな。
お茶 こういう、動物の本能丸出しぶりって
なんか引きますよね。
師匠 こどもの頃、地元では「棟上げ式」という
建設中の家の上から
餅やお菓子を投げる儀式があったが、
たぶん上から見ると人がこんな感じで見えたと思う。
お茶 いま思えばあのとき上にいた人も、
若干引いてたんでしょうね。


味写NO.603
「ラベンダー畑」
H・N  アジシャの女さん

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師匠 これは見事なラベンダー畑じゃな。
お茶 真ん中の女の子が投稿者さまのようです。
師匠 では奥の三人は?
お茶 全然知らない人のようです。
師匠 他人の写真にここまで
気合いを入れて写り込んでくるとは、
なかなかの精神力じゃ。
お茶 ラベンダーの香りには興奮作用があるんでしょうか。
それではラストの一枚です。


味写NO.604
「おしぼり」
H・N  アジシャの女さん

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師匠 今度は一転、薄暗い写真じゃな。
お茶 女の子が顔におしぼりのせてますね。
師匠 料理が来るまでの「手持ちぶさた感」を
これほどリアルに撮った写真も珍しいの。
お茶 会話もとくになし。
師匠 だいたいこういう時間って
メニューなんどもひっくり返したり、
お客さまアンケート眺めたり、
お店の心得五箇条みたいなのを見たりしてるな。
お茶 見れば見るほど、
こちらも料理待たされているような気になる
不思議な作品です。
師匠 今回は「アジシャの女さん」特集じゃったな。
しかし味写もあるところにはあるんじゃな!
お茶 連載をしてても
やけに味写が多い家庭ってありますよね。
おそらくそんなご家庭には
味写センスのあるカメラマン
(お母さんの場合が多い)がいるんでしょうね。
師匠 ふむ、味写ではそんなご家庭の
お宝写真をお待ちしておるぞい!
採用者にはもれなくお茶くんの分身をプレゼントじゃ!
お茶 それではみなさまの日曜に幸アレ!(茶柱)
2013-09-15-SUN
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