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| もしもしQさんQさんよ 邱永漢の読めば読むほど トクをするページ |
| 第689回 大理石の大理に行ってきました 昆明に行く気を起したのは、 同じ雲南省にあるシーサンパンナと、 大理石の産地である大理に行ってみたかったからです。 昆明には中国の各地から飛行便がありますが、 バンコクから入る国際便もあります。 シーサンパンナは漢字で西双版納と書き、 タイ族の正月にあたる4月中旬にお互いに水をかけあう いわゆる水かけ祭りで有名なところです。 この祭りの時は男も女も家族のきずなから解放されて 自由に愛を語り合うことが許されているそうです。 タイに近いせいで、建物も食べ物も 中国人の目にはエキゾチックに見えるかも知れませんが、 バンコクやチェンマイをよく知っている私から見ると、 タイの片田舎という感じですから、 とりわけ印象に残るようなことはありませんでした。 ただ日本の片田舎をほうふつとさせる農村風景の中に、 日本人の心に訴える何物かがあるなあと感じました。 それに比べると、 大理は昆明の西側の海抜2千メートルの山の上にあり、 ペー族(白族)という白色をもっとも貴い色となし、 衣装も白を基調とした少数民族の自治州になっています。 家内と私と同行者、 あわせて4人を案内してくれたガイドの女性は ご本人もペー族の衣装をつけていましたが、 「ここは人口45万人のうちペー族が65%を占めており 漢族の方が少数民族です」 と説明していました。 四面を山に囲まれた風光明媚なところですが、 私たちから見たら湖と呼ぶところを海と呼ぶんですね。 海と呼ばれる湖にはちゃんと遊覧船も運航していましたし、 船上でペー族の舞踊も見せてもらいました。 しかし、それ以上に印象的だったのは ろうけつ染めのオリジンに出会ったことと、 大理石でつくられた大きな花瓶や 大理石を切断しただけで 見事な山水画になっている額を売っていることでした。 大きな原石を削って行くと、 どんな陶芸家も及ばないような素晴しい色調と模様の 芸術品ができあがってくるのです。 4千年も前から人の住んでいた地域が 山の奥のそのまた奥にそういうところがあるのです。 |
2002-01-28-MON
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