ほぼ日テレビガイド with 『TVウォッチャーの逆襲』

テレビの話をゆるゆるといたしましょう!
今日は、どういう会で、
僕はどうして招かれたのでしょうか‥‥。
なにも準備をしてませんが‥‥。
先生、ご心配なく!
どうぞ、ご心配なく!
はあ。
いよいよもって、
『TVウォッチャーの逆襲』が
販売になりますので、
著者である荒井先生をご紹介する意味で、
荒井先生と我ら女子部で、ざっくりと、
テレビについて語りあったらいいじゃないか、
というような企画です。
‥‥女子部のメンバー構成が
よくわからないんですが。
申し遅れました、モギコです!
「ほぼ日テレビガイド」の男子部は
いつも同じメンバーですが、
女子部はテレビ好きの女子が
流動的に入れ替わります。
今回の女子部は、私、モギコと!
あややです!
ふだん「あやや」と
呼ばれているわけではありませんが、
便宜上、「あやや」です!
なるほど。メンバーは流動的なんですね。
ふたり よろしくお願いします!
よろしくお願いします。
とりあえず、テレビの話を
ふつうにすればいいんですよね。
そのとおりです!
モギさんは、
テレビをよくご覧になるんですか?
丁髷ものをよく観ます!
え?
モギさん、モギさん、
そんな難しい漢字を
ふつうに使わないでください。
失礼しました。
チョンマゲです! 
チョンマゲもの、つまり、
大河ドラマなどに代表される
時代劇が好きです!
あのー、じつは時代劇って
ほとんど観ないんですよねー。
ごめんなさい。
失礼しました!
私、帰らせていただきます!
帰るな、帰るな。
‥‥‥‥。
気を取り直して、続けます。
私の趣味のことはさておき、
あややはきっと荒井先生と
話が合うかと思います。
この人は、履歴書の趣味の欄に
「テレビ」と書くほどの人です。
燃えてます!
おお!  も、燃えてますか‥‥。
あややは、この年齢にして、
なぜか自分が生まれたころの
テレビ番組も熟知しているという
おかしなおかしなテレビファンです。
『ありがとう』とか、観てます!
あ、『ありがとう』を‥‥。古いですねー。
それは、再放送で?
ええ。夕方とかにやってる。
ねぇ、『ありがとう』って何?
京塚昌子さんとかが出演してたドラマですね。
山岡久乃さんとかが出演しているドラマです!
いまでいう、『渡鬼』みたいなもんですよね。
そうです、そうです、
大きくいえば昭和版『渡鬼』です。

P72 「ワイルドに恋するエナリ君」より
さっそくふたりの話が合ったところで
安心しました。
どうぞよろしくお願いします!
よろしくお願いします!
はい、よろしくお願いします。
  (明日に続きます!)





その1
『TVウォッチャーの逆襲』が
できるまで。

まずはネタ出しから始めるわけですが、
ピンとくる時事ネタがあれば
それをひねってアレンジします。
できるだけ、似たような人物が連続しないようにとか、
高年齢なおじさんだらけにならないように
気をつけてます。
高年齢だらけの場合は、
ちょっと女子アナをそえてみたりなんかして。
オリンピックやW杯の時期は、
全体がイベントとして盛り上がっているので、
わざとそればっかり集中的にとりあげますね。

内容を決めたら、普通に原稿用紙に下書きをして、
ペン入れをします。
ペン先はGペン、インクは証券用インク。
証券用は、とにかく乾くのが早くて、
にじまないんですよね。
おお、こういうこと言うと、
なんか専門的でテクニカルじゃないか? みたいな。

で、消しゴムをかけたら、
コピー紙にコピーします。
その段階が、サンプル1。



線画の状態で、絵のクオリティはかなりアバウトです。
背景も、この回はまだまったく入ってませんね。
タモリさんもアマミさんも、似顔絵としては
まだ完成度がかなり低いですねー。
似てなさ加減が、ちょっと面白かったりして。

次に、コピーしたものに、マーカーで着色します。
画材屋さんで売っている、COPICというマーカーです。
かなり発色がいいですよ、これは。
色が入った段階が、サンプル2です。



カラーの背景が入ると、雰囲気が出ますね。
モノクロの段階ではわからなかった、
あの番組の、あのスタジオ、
というのが漂ってくる感じです。とはいえ、
タモリさんもアマミさんも、まだ似てないままです。

着色したら、スキャナーでパソコンに撮り込みます。
ここからが、工程としては一番長い。
アバウトな線画を地道に修正していきます。
顔の細かいところは、いわゆるドット絵みたいな感覚で、
黒い点をひとつ置くべきか、置かないべきか、
みたいな細かい作業ですね。
この工程に数時間、かかります。
長い作業なので、乗ってるときは楽しく、
アドレナリンが出る感じもありますよ。
そうではないときもありますけどね。
まあ、何の仕事でも、
ある程度そういう部分はありますよね。

というわけで、完成したのがサンプル3。


頂上まで上って来ました、
サンプル1がふもとに見えます、
といったところですかね。はい。


2007-07-19-THU



(C)HOBO NIKKAN ITOI SHINBUN