三谷龍二さんのあたらしい場所。[10cm日記]
 


11月20日 
玄関扉はどうしよう?
玄関の扉については、中を作って、
全体のバランスを見ながら決めたいと思っていました。
古いたてものはどこを直し、どこを直さないか、
そのバランスが大切だと思っていましたから、
はじめから全部計画しないで、
未決定のところも残しながら進めたい、
と思っていたのです。
 
玄関の扉ははじめ古い木の風合いを残し、
汚れを落とすぐらいで使えたら、と思っていました。
それで洗いをかけてもらったのですが、
結果としては塗装の残ったところと
そうでないところがまだらのようになって、
風化したような木の感じにはなりませんでした。
 
それに仕上がってきた室内とのバランスを考えると、
玄関には「少し色が欲しい」という感じがしました。
それでペンキを塗ることにしたのです。
 
色は持っている古いスタンドの
ライトグレーが好きだったので、
それをサンプル色にして調合してもらいましたが、
調色はなかなか難しい。
金属に焼き付けた色と、古い木に塗った色とが、
なかなか同じにはなりませんでした。
立ち会ってもっと黄色を、
といって塗ると黄色に転びすぎ、といった具合で、
塗装屋さんには何度も手間をかけてしまいました。
 
玄関扉が塗り終わり、
同色で学校の窓の網戸も塗ってもらったのですが、
塗ってみるとよく馴染んでいました。
それで雨のかかる窓ですから、
保存性を考えれば古い窓枠も
塗っておいた方がいいのかな、と
同色で塗ることにしました。
 
玄関の戸は途中で作り替えてあって、
本来は真ん中の二枚が両開きであったのに、
左右の戸を固定して、
右側に真ん中の二枚を引き込むようになっています。
(ちょっと書くとわかりにくいかも)
そのため戸の合わせ目がずれていたり、
どちらに引いていいのか判りづらかったり、
うまくないのですが、
例の中にあるタイルモザイクが戸と一カ所繋がっていて、
それで元に戻すことができなかった、
ということもありました。

2011-01-17-MON

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